ウクライナやロシアの代表的な料理として有名な赤いスープ「ボルシチ」。ビーツを使った家庭的な煮込み料理です。ビーツは奇跡の野菜といわれるスーパーフード。夏にうれしい抗酸化成分がたっぷりですし、カリウムが多いのでむくみ解消にもよさそう。カルディで見つけたのは、業務用のレトルトスープ。野菜やお肉の具材がゴロゴロと入っていてボリューム満点! さっそく、食べてみました。
Contents 目次
滋養が高いビーツ
ウクライナやロシアの代表料理といえばボルシチ。ビーツという野菜を煮込んだ赤いスープで、世界三大スープのひとつなのだそう。
ビーツは食べる血液といわれるほど滋養があり、ビタミン、ミネラル、カリウム、鉄分、亜鉛などが豊富。そのほか赤色のもととなっている抗酸化成分や血液の流れをよくする「NO(一酸化窒素)」も含んでいます。
本場では夏でもボルシチを食べ、冷製にして食べることもあるそうです。日本のみそ汁みたいな感じでしょうかね。
カルディで見つけた「ミヤジマ ボルシチ ロシア風野菜スープ 業務用」は、業務用だけあってボリューム満点。パウチのうえからもごろっと野菜が入っているのがわかります。
原材料はキャベツ、じゃがいも、にんじん、セロリ、ビーツ、玉ねぎなどの野菜と牛肉、トマトジュース、固形トマト、トマトペーストなどに調味料が加えられています。お好みでサワークリームをトッピングしていただきます。
トマトベースでさっぱりとしたなかにうま味も
容量が多いため温め時間は15分と長め。封を切ると、野菜を煮込んだ甘くおいしそうな香りが食欲をそそります。
具材がたくさん入っていて、見た目にもホテルで出してもおかしくないようなシェフの手作り感がうれしいです。
じゃがいもやにんじんはホロホロとやわらかく火が通っています。セロリもスープの具材としては意外だったのですが、さっぱりとしていておいしいものです。そして、かぶのようにスライスされていたのがビーツ。赤みは抜けていましたが、シャキシャキとした繊維感があり、いものような食感です。
あとは牛肉も存在感が大きいです。やわらかく煮込んでいて、家庭では出せないようなうま味が出ています。
スープはトマトベースで慣れ親しんだ食べやすい味。ビーツが加えられていて、さっぱりとしながら味わい深く、全体的にはまろやかに仕上がっています。
日本ではなかなか食べることのできないボルシチ。それがレトルトで食べられるなんていいですね。
ビーツは冷え対策にもよい野菜。もともと冷え体質の人は夏場には冷食で冷えをとり込みやすいので、そのような人にもボルシチスープはオススメですよ。
ミヤジマ ボルシチ ロシア風野菜スープ 業務用 300g 税込378円
文・写真/庄司真紀