ボロボロ肌から美肌に復活した美容研究家で料理研究家の岡江美希さんが『美しすぎるニューハーフ料理研究家の「お釜ごはん」』で、美肌、美髪、デトックス、ダイエットにも効果が期待できる「岡江式お釜ごはん」のレシピを公開。炊飯器でラクラク作れてしまうという「岡江式お釜ごはん」とは? 今回は、ポイントと基本の作り方を教えてもらいました。
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「岡江式お釜ごはん」には5つのメリットがある!
「岡江式お釜ごはん」は、野菜や海藻類、肉、魚などの具と米を一緒に炊飯器で炊き上げた、具だくさんの炊き込みご飯です。
「『岡江式お釜ごはん』には5つのメリットがあります」と岡江さん。
(1)料理が苦手な人も簡単に作れる…材料を入れて炊飯器で炊くだけです
(2)品数が少なくても栄養バランスのいい食事になる…具だくさんなので、ほかに副菜や汁物1~2品を添えるだけで栄養バランスのいい献立になります
(3)食材の栄養を丸ごととることができる…米と具を一緒に炊くため具の栄養素がそのままうまみやコクとなってご飯にしみ込みます
(4)作り置きOKで、毎日の炊事を時短できる…冷蔵・冷凍保存ができ、温め直せばすぐ食べられるので、忙しい人にもぴったり
(5)映える見た目で、おもてなし料理にもできる…栄養面と味だけでなく、ごちそう感もあるのでホームパーティーなどでも活用できます
炊飯器も、高機能なものは必要なく、普通のものでOKというのもうれしいところ。ふだん、料理をしない人も気軽にチャレンジできそうです。
糖質は気にしない。ダイエットが気になるなら時間をあけて
最近のダイエットのキーワードは「糖質オフ」。糖質制限している人は「お釜ごはんは魅力的だけれど、ご飯は糖質のとりすぎにつながるのでは?」と不安に思ってしまうかも…。
「糖質は、たんぱく質や脂質と並ぶ三大栄養素です。脳や体を動かすエネルギー源になるもので、体に必要な栄養素なんです。糖質を極端に制限すると、たんぱく質や脂質に偏り、かえって体にマイナスになることも。私も20代後半のとき炭水化物抜きダイエットをしたことがあるのですが、体重は減ったものの肌がボロボロになってしまいました」
数々のダイエット法を試してきた岡江さんが太らない体をつくるために続けているのは「夕食から次の食事(翌日の朝食)まで12時間あける」という方法だそう。
「私はこのやり方で便秘知らずになりました。食べたものが消化されるまで8時間くらいかかるといわれているので、胃腸をしっかり休ませることが大切なんですね。最後にものを食べてから10時間以上経つと、体内の脂肪が分解され、エネルギーとして使われ始めるといわれているので、ダイエットしている人にはおすすめです」
岡江さんは、野菜を食事の最初に食べる「ベジファースト」も実践しているそうです。
即効性はなし。バランスのいい食事を続けることが大切
美や健康に効果が期待できる「岡江式お釜ごはん」ですが、岡江さんはひとつ注意してほしいことがあるといいます。
「食事には薬のような即効性はないということです。肌の細胞が入れ替わるには、最低でも約28日間という時間が必要です。食事で美しくなるには、ある程度の期間、毎日バランスのいい栄養素をとり続けていくことが必要なんです。お釜ごはんも、1~2回食べただけでは効果は実感しづらいかもしれません。目的に合ったメニューをある程度の期間、食べ続けてみてください。1~2か月ほど続けると、自分でもわかるくらいの効果が表れるはずです」
書籍には、「美肌」「美髪」「ダイエット」など目的別に紹介されています。次回からは、目的に合ったレシピを教えてもらいます。
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文/小高 希久恵 TOP写真/市瀬 真以