ボディメイクには、筋肉を育てるたんぱく質を多くとるなど食事面での工夫が欠かせません。「トレーニングよって刺激を与えた筋肉に最適な栄養素を補給しなければ、美筋は育ちません」とマッスルデリ代表の西川真梨子さんは話します。西川さんの著書『「マッスルデリ」の超効率 美筋ごはん』では理想の体作りを食事でサポートする“美筋ごはん”を紹介しています。今回は、こちらより作り置きできるランチ&ディナーメニューをお伝えします!
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西川真梨子さんの運営する「マッスルデリ」は、ボディメイクに最適な栄養バランスの食事を全国に宅配で提供するサービス。
もともと欧米で展開していた体作りのための高たんぱく質な食事「マッスルミール」を、日本で初めて個人向けにサービス展開したものです。
現在、利用者は着々と増え、著名なトップアスリートたちも利用しています。
「体作りに取り組む人を食事の面からサポートすべく、おいしくて、理想の栄養バランスが整った食事を全国にお届けしています。
さらに宅配サービスだけではなく、自炊や外食などさまざまな場面で使える食事法を広められないだろうかと考え、より多くの人に食事への正しい知識や重要性を伝えたいと思い、この“美筋ごはん”を考案しました」(西川さん)
女性の美はたんぱく質でつくられる
美筋をつけるために必須の栄養素「たんぱく質」。
マッスルデリが重視しているのがたんぱく質です。
「筋肉だけでなく、髪の毛、肌、爪などもたんぱく質からできています。つまり、たんぱく質が不足していると美筋がつきにくいばかりか、髪の毛がパサついたり、肌のツヤがなくなったりと、美容にも大きな影響が出てきます」(西川さん)
マッスルデリでは「美筋に理想的なたんぱく質摂取量 1日あたり(g) 」は、体重(kg)×1.5~2と考えています。
たんぱく質が多く含まれる食材は、牛もも肉、鶏むね肉(皮なし)、 ツナ缶(水煮)、さけ、タラ、カジキ、豆腐、卵など。
“美筋ごはん”でもよく用いられるメイン食材です。
美しくやせるためには「PFCバランス」を意識する
「たんぱく質(Protein)と脂質(Fat)、糖質 (Carbo)、この3つを合わせて“マクロ栄養素”とよびます。 3つのバランスが悪い食事が続くと、筋肉量が減って基礎代謝も落ちる原因に…。すると、低燃費のやせにくいカラダとなり、やせても『スキニーファット』とよばれる“細いけど、筋肉の少ない”不健康なカラダとなってしまいます」(西川さん)
【マッスルデリが理想とする 1日あたりのPFC摂取量の考え方】
Pたんぱく質 体重(kg)×1.5〜2 (たんぱく質は1gあたり4kcal)
F脂質 目標摂取カロリーの25%相当 (脂質は1gあたり9kcal)
C糖質 目標摂取カロリーからP、Fを差し引いた残りのカロリー相当
(糖質は1gあたり4kcal)
※目標摂取カロリーは、体重と体脂肪率、どのくらいの期間でどの程度減量したいかなどによって算出します。また、PFCの目標摂取量は、身長、体重、運動量などによって個人差があります。
最近は糖質を極端にカットする人も多いですが、糖質制限をしすぎると、体重の減少とともに筋肉まで落ちる可能性もあるため要注意!
筋肉を育て脂肪を落としてやせるためには、たんぱく質に加えて体を動かすエネルギー源となる糖質の摂取も必要です。
「マッスルデリ」のコンセプトを生かした美筋ごはんは、理想的なP F C(たんぱく質、脂質、炭水化物)のバランスで、1食分が約400kcal。
今回は作り置きレシピを使ったメニューの一例をご紹介しますが、『「マッスルデリ」の超効率 美筋ごはん』では、忙しい女性のために、週末の2時間で平日5日分の料理を効率よく作り置きできる方法が掲載されています。
それではまずは、作り置き“美筋ランチ”をご紹介します!