ビフィズス菌のエサとなり、腸活によいオリゴ糖。ダイエットや長寿のカギとなる短鎖脂肪酸も、ビフィズス菌がオリゴ糖や食物繊維を代謝し生成される物質です。いくつか種類があるオリゴ糖ですが、カルディで見つけたのは、北海道産の砂糖大根を原料にしたビートオリゴ糖。ビートオリゴ糖はもっとも早くビフィズス菌のエサとなるのだとか。今回は、煮物にしたり、パンにつけたりして試してみました。
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腸活のエサとなるオリゴ糖
ダイエットや健康管理のために砂糖を替えている人も多いはず。代替甘味料として人気なのがオリゴ糖です。
オリゴ糖は軟消化性でカロリーが低く、しっかり腸まで届くので、最近ではビフィズス菌のエサとなる“プレバイオティクス”食材であることがわかってきました。さらにビフィズス菌はオリゴ糖などをエサとして、ダイエットや長寿にかかわる“スーパー物質”の短鎖脂肪酸も生成してくれます。
オリゴ糖は大豆やさつまいも、バナナなどに含まれますが、てん菜(砂糖大根)を原料としたのがビートオリゴ糖です。
ビートオリゴ糖は上品な甘さが特徴。そしてもっとも早くビフィズス菌のエサとなるといい、整腸効果も期待できそうです。
やわらかな甘さで料理がおいしく
カルディで見つけた『ニッテン商事 ビートオリゴ糖』は液体なのでシロップのように使うことができます。着色料、保存料は含まれておらず、ビートのみを原料にしています。100g 295kcalなので、グラニュー糖の3/4ほどのカロリーとなっています。
いろいろ使えるビートオリゴ糖ですが、はちみつのようにパンやホットケーキにかけてもいいですし、ヨーグルトのトッピングにも使いやすいです。
パンにさっと塗ってみたのですが、わりとさらっとしていて、はちみつのような自然なおいしさです。はちみつよりはもう少し甘く、しっかりした甘さを感じることができます。
また旬のかぼちゃの煮物にもビートオリゴ糖を使ってみました。
しっとりとした甘さがほどよい、煮物に仕上がりました。じんわりとした甘さでやさしい味わいです。かぼちゃが何倍もおいしくなりました。
和食は砂糖を使う料理も多いので、ピートオリゴ糖とも好相性だと思います。オリゴ糖は砂糖とは違い、多量にとると下痢を起こしてしまうこともあるそうなので、量の調節は必要です。それ以外は使い勝手もよく、おいしくダイエットにもよい甘味料だと思いました。
ニッテン商事 ビートオリゴ糖 300g 税込459円
文・写真/庄司真紀