ホットケーキにパンケーキ。手軽でおいしいおやつや軽食になるので、ミックス粉は常備しています。ただ、小麦粉は体を冷やすというしな…と気になっていたある日、小麦粉不使用のパンケーキミックスを見つけました。その名もズバリ「米粉パンケーキミックス」(波里)。米粉のパンケーキなら少しは冷えを軽減できる? どんな味なのかな~と思いながら、作ってみました!
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じつは中2の長男が、お腹が痛い、と学校に行けなくなりました。
3人の子どものうち、最も食い意地が張っていて、最もお腹の調子を崩しやすい長男。また、ご飯を残すということに罪悪感を抱き過ぎる結果、外食で下の子どもたちが残したものまで平らげ、帰宅後にトイレで長時間苦しむことも、たしかにしばしばありました。
はじめは朝食のあと、不意にお腹の調子が悪くなり、「部活の朝練に出られずふつうに登校」「登校するつもりが遅刻」「遅刻のつもりが欠席」ということが何度かありました。そういう、お腹と相性の悪い朝食のメニューが〈シリアル+冷たい牛乳の組み合わせ〉や、〈生卵をご飯にかけた卵かけご飯〉だとわかったので、本人としてはものすごく好きなのですが、これらを控えてみることに。
それで落ち着いたかと思いきや、悪化の一途をたどり、本格的な秋を迎えた頃、慢性的にお腹の調子が悪くなり、登校できなくなってしまったのです。心因性ということも、考えられなくはありません。中学校生活はかなりの忙しさでしたし、ふだんの話しぶりからも、それなりの人間関係の軋轢が感じられたので。しかし、真の理由が何であれ、本人は登校したいと言っていますし、学校を欠席して家にいるうちの、半分の時間をトイレで過ごしているのを見ると、わが子ながら不憫だなと感じました。
行きつけの病院で診てもらい、漢方薬を処方されました。おもな原因は“内臓の冷え”と、それによって起こる便秘のようでした。漢方薬を飲みながら、消化のいい食事をとり、お灸や腹巻などで内臓を温める日々。みそ汁を作ったりご飯を炊いたりするときに寒天を使って、食物繊維をとれるようにもしてみました。
3週間ほど経ち、ときどきトイレのタイミングが合わずに遅刻することもありますが、まずまず登校できるようになってきました。けれども、おそらく今までと同じ生活をしていては、いずれまた同じ状況に陥ってしまうのかな、と思います。
まずは子どもの食の好みを振り返ってみると、シリアル大好き(おやつには週3~4回のペースで食べていました)、パンが大好き(朝食はみそ汁とトースト)、ホットケーキ、スコーン、麺類が大好き。つまり粉モノ大好き! それに付随してお砂糖も大好き!と、なっているよう。この傾向が、下の2人の子どもよりも強く、かつ体格ががっちりした下の2人に比べて、なぜか長男だけがひょろっとした印象。
小麦粉や白砂糖は体を冷やす、とよく聞きます。肉も野菜も好き嫌いなく何でも食べることを考えると、この場合は、白砂糖と小麦粉の割合を食事から減らしたほうがいいかもしれない。まずは調味料の砂糖を白から黒に変えました。
そして、ときにはパンケーキを…と、考えたうえでの「米粉パンケーキミックス」なのでした。(前置きが長すぎてすみません…!)
作り方はふつうのホットケーキミックスと同じ。牛乳と卵をよく混ぜ合わせ、粉を足します。
小麦粉の入ったミックス粉に比べて、さらさら~っとした感じの粉です。まったくダマにならないので、混ぜやすいことこの上なし!
小ぶりのパンケーキが1袋で4枚焼けます。いい感じにふっくらとふくらみ、食感はもちもち、味はすっきりしています。小麦粉のパンケーキに比べて甘みは弱く感じますが、小麦粉のホットケーキが苦手な2番目の子どもが、このパンケーキはおいしい!と食べていました。じつは私も小麦粉のホットケーキより、こちらのほうが好みでした。ちなみにミックス粉100gあたりのカロリーは、ほぼ変わりませんが、米粉のほうが若干高いです。
食生活全体を考えたとき、自分の好みと、体にとっての良し悪しが必ずしも一致しないところが悩ましいですよね。自分にも、家族にも、それぞれ食の好みがありますし、楽しくおいしく好きなものを食べるというのも食の楽しみの一部だと思うと、健康志向一点張りで突っ走るのもどうかなぁと感じます。
最近は、今回の米粉パンケーキのように小麦粉を米粉に置き換えた食品や、糖質をオフしたパン、カロリーを控えたスイーツなど、ガマンせずに健康管理ができそうな商品もかなり増えてきたので、それらをうまく活用しながら、これからも楽しく健やかな食卓作りを目指していきたいと思います!(編集まりりん)
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