古くから女性に親しまれてきたローズ。コスメや香水にも広く用いられていますが、ヨーロッパでは食品としても愛されています。お疲れ肌やホルモンバランスの調整に、今回はカルディで見つけたブルガリア産のローズジャムを試してみました。ブルガリアではローズジャムは伝統的な健康食だそう。紅茶に入れたりパンにつけたりしていただきました。
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ブルガリアのダマスクローズ
ローズの香りは優雅なだけでなく、ホルモンバランスを整え、心を落ち着ける効果があります。リラックス効果はラベンダーよりも高いとされていて、まさにアロマの女王。
また、古くから食用としても愛されており、ローズには整腸効果があり、ダイエットや美肌によいとされています。バラの一大産地、ブルガリアではローズジャムは身近な健康食で、お湯にジャムを入れて溶いて飲んだり、お腹の調子がすぐれないときに食べたりするそうです。
そんなブルガリアのダマスクローズを使ったのがこちらのローズジャム。ダマスクローズは最も香りが美しいと名高いバラで、その花弁をふんだんに用いて、ジャムにしています。
原材料は砂糖、バラの花弁、ゲル化剤(ペクチン)、クエン酸のみ。バラの栄養をそのまま享受できそうな材料で、まさに“おばあちゃんの知恵”的な伝統食品です。
上品でやわらかなローズの香り
瓶を開けると、ほんのりとした本物のバラの香りがいいにおい! 香水のようです。透き通った淡いピンク色のジャムで、見た目も上品。
そのまま食べてみると甘酸っぱく、全体的にはりんごのようにプレーンな味わいで、あとからやわらかいローズの香りが口のなかに広がります。ジャムには花びらがたくさん入っていて、花弁の繊維感もあります。
お砂糖代わりに紅茶に入れると、紅茶の香りとバラの香りがあいまって、フレーバーティーを飲んでいるかのような香りを楽しめる一杯に。
ふつうにパンにつけて食べるのもOK。ぐっと甘さ控えめになり、子どもでも食べやすいです。
美容効果が着目されるローズですが、ジャムは現地で強壮や疲労回復にも食べられることが多いそう。香りにストレスを癒す効果があるからか、朝に食べると活力が湧く感じがします。ホルモンバランスが乱れやすい時期のおやつにもオススメです。
ダマスク ローズジャム 220g 税込1263円
文・写真/庄司真紀