子どもの頃にときどき食べた料理に、「みそ大豆」があります。久しぶりに食べたくなってレシピを検索してみると、水に戻した大豆や水煮の大豆、煎り豆を使ったものが多いのですね。うちではたしか、乾燥大豆をそのまま使っていたような…。元祖・母親に聞いて作ってみました(笑)。
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見た目はもちろん、体力が落ちたり、もの覚えが悪くなったり。自分の“歳”にぎょっとすることはあるけれど、母親の老いにドキッとすることもありませんか? 最近、話したことをコロッと忘れることのある母を見て、ドキドキした私。そういえば昔のことは覚えているのだっけ?と思い、昔よく食べた料理について話を聞くことにしました。
私がぜひ聞いてみたかったのは、「みそ大豆」の作り方。かみ心地がしんなりとかたくって、食べ過ぎると、そしゃく筋が筋肉痛になる代物(笑)。でも、甘辛いみその味がクセになり、どうにも止まらないという、不思議と印象に残っている料理です。
「大豆は乾燥したものをそのまま使うんだよね?」
「そうそう、そのまま、フライパンで煎るのよ」
「どのくらい?」
「ちょうどいいくらいまでよ。食べてみればわかるよ」
「それで?」
「食べてみてちょうどいいくらいになったらごま油を回し入れて、みそと砂糖で味付け」
「油はどのくらい入れるの?」
「油が回って豆がつやつやするくらい」
「みそと砂糖は?」
「てきとうにね~。味を見ながらね~」
「ちょうどいいくらい」と「てきとう」のオンパレードではなはだ心もとない気がしたものの、記憶を頼りにレッツクッキング。
袋に入った250gの乾燥大豆を水洗いしてフライパンに入れ、弱火にかけます。ふたをして、熱が回ったかなというところでふたをとって混ぜながら煎りました。見た目が変わらないので、火が通っているんだか通っていないんだか…と思ったのですが、しばらく経って豆を食べてみると、中までやわらかくなっている! これでいいのだろうか。
ごま油を少々回し入れて、豆がつやつやしてきたらみそと砂糖をまぶします。私は黒砂糖を使い、みそ大さじ1に対して、砂糖を小さじ2くらいの割合にしてみました。
記憶にあったみそ大豆は、下の写真の倍量くらいのみそがからめてあったのですが、味つけ的にはあまり濃くしたくなく、うっすらまとわせてみました。
「これは妙にクセになる~!」と家族にも好評で、朝ごはんのちょっとしたたんぱく質補給にも活用しています。ただ、食べ過ぎるとやっぱり、そしゃく筋が筋肉痛に…! また、からめるみその量が少ないと、冷めたときに豆がかたくなりがちになる気もしました。乾燥大豆さえ買ってくれば、家にある材料でお手軽にできる作り置き料理なので、みその量や砂糖の量を研究しながら、私なりの「懐かしの味」を追求してみたいと思います♪ そうそう、母とは私の作った新たな「みそ大豆」の話でちょっぴり盛り上がりましたよ。(編集まりりん)
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