鬼は~外、福は~内! 節分は「2月3日」だと思い込んでいた私ですが、節分は“立春の前日”、年によって変わることもあり、今年は2月2日なんですね。節分でまく豆はこの時期しか食べなくとも、みそに納豆、油揚げ、豆腐、と豆製品はいろいろと食べているのでは? 「ダイエットに役立つ栄養クイズ」、今回のテーマは「豆・豆製品」について。お豆のおいしいマメ知識、ゲットしましょう!
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【問題1】
いちばんカロリーが低い豆・豆製品は、次のうち、どれ?
□もめん豆腐小1丁(200g)
□きぬ豆腐小1丁(200g)
□納豆1パック(50g)
□大豆水煮缶50g
正解は…………?
「納豆1パック(50g)」です
豆製品は、全般的に低カロリーで低脂質なものが多いのが特徴です。「もめん豆腐小1丁(200g)」は144kcal、「きぬ豆腐小1丁(200g)」は112kcal、「納豆1パック(50g)」は100kcal、「大豆水煮缶50g」は103kcalなので、答えは「納豆」。豆腐も大豆も、約1回で食べられる分量のカロリーが大きくは違わないので、食卓に組み入れやすいのではないでしょうか。いろいろな豆製品を毎日の献立に入れてみてください。
いちばんカルシウムが多い豆製品は、次のうち、どれ?
□豆乳200cc
□きな粉大さじ1
□厚揚げ100g
□納豆1パック(50g)
答えは「厚揚げ100g」です
豆製品は、良質なたんぱく質源であると同時にカルシウムも含んでいるうれしい食材です。選択肢の中では、「厚揚げ100g」がダントツに数値が高く、240mgのカルシウムが含まれています。そのほか、「豆乳200cc」には30mg、「きな粉大さじ1」には11mg、「納豆1パック(50g)」には45mgのカルシウムが含まれています。「厚揚げ」は、豆腐を油で揚げているため、豆腐に比べるとカロリーは高くなりますが(100g=150kcal)、カルシウム以外、鉄やマグネシウムなども摂取できるので、優秀食材です。食べ応えもあるので、炒めものや煮ものなどにして、肉や魚の代わりに使用するのもおすすめです。カロリーが気になる場合は、湯通しをして油分を落としてから使用してもよいでしょう。湯通しした場合、カロリーや脂質は10~15%ほどカットできます。
納豆に含まれている成分で、他の豆製品などには含まれていない成分は、次のうち、どれ?
□食物繊維
□ビタミンB1
□ビタミンC
□酵素
答えは「酵素」です
納豆は、煮た大豆を納豆菌で発酵させた食品です。この納豆菌の繁殖によって、「ナットウキナーゼ」という消化酵素が分泌されますので、消化吸収のよい食材になります。「ナットウキナーゼ」は血液サラサラ効果などが期待できます。また、納豆は大豆よりもビタミンB群が多く含まれているのも特長のひとつです。
今年の節分は、2月2日。「豆まき」をするのが行事となっています。地域によって使用する豆が違うようですが、一般的に用いられているのは、次のうち、どれ?
□生の大豆
□炒り大豆
□蒸し大豆
答えは「炒り大豆」です
節分に使用される豆は「福豆」と言われ、〈炒った豆=豆を炒る=魔目を射る〉などといったところからきているようです。「節分」は立春の前日。昔は立春が1年の始まりだったので、1年が始まる前日である節分に豆まきを行って邪気や魔物を追い払い、新しい年に幸を呼び込む、という意味合いがあります。炒り大豆を使用するのは、豆まきのあとに、豆からやがて、芽が出てくると縁起が悪いと考えられているとの話もあります。ふだん、なかなか炒った大豆を食べることが少ないかと思いますが、年に1度でも、炒り大豆を食して、幸福な1年を過ごしたいですね。
大豆に含まれていない栄養素は、次のうち、どれ?
□炭水化物
□ビタミンE
□ビタミンB1
□ビタミンD
答えは「ビタミンD」。
大豆は、「畑の肉」と言われるだけあって、良質のたんぱく質を豊富に含んでいます。アミノ酸のバランスがよく、肉類などと比べて脂質が低く、ビタミンB群やミネラル分のカルシウムやマグネシウム・鉄分なども含まれているという優秀な食材ですが、ビタミンDはほとんど含まれていません。ビタミンDは魚介類やきのこ類などに含まれているので、それらと一緒に組み合わせて献立に入れると、栄養豊富な食卓になります。