健康的な食事として知られる地中海料理ですが、そのひとつにスペイン料理があります。スペイン料理のベースとなるのが、ソフリート(ソフリット)という野菜のシーズニングソース。調味料的な存在ですが、日本でもこれを使うとパスタでもスープでもなんでもおいしくなると評判です。今回は、カルディで見つけた『パシフィックチョイス ベジタブルソフリート』をご紹介していきます。
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野菜をじっくり炒めたソフリート
スープや煮込みなど多くのスペイン料理で用いられ、“スペイン料理の母”といわれるソフリート。玉ねぎやトマトなどの野菜をオリーブオイルでじっくり炒め、家庭では作り置きしておくのだそう。オリーブオイルを用いるソフリートは、野菜のポリフェノールなどの栄養成分が吸収されやすくなり、そのため生活習慣病予防に効果的だという研究結果もあります。
『パシフィックチョイス ベジタブルソフリート』は玉ねぎ、ピーマン、セロリ、にんじん、パプリカなどの野菜類とフェンネル、オレガノ、バジル、タイム、ローズマリー、セージなどのハーブのほか、にんにく、りんご酢、植物油脂、食塩が使われています。
煮込んだようなおいしさが手軽に
ソフリートは料理のベースとなるソースとして使い、トマトソースに入れてパスタのソースにしたり、スープの下味にしたりします。それ以外にも肉料理のつけ合わせやパンにのせて食べるなど、使い方は自由自在。さまざまな料理で使うことができます。
炒め野菜やにんにく、ハーブのなんともいえないおいしそうな香りで、ピザソースの香りに似ています。まず、野菜やグリルチキン、パンなどにつけてそのまま食べてみることに。みじん切りの野菜がやわらかく、思ったよりもやさしい味というか、あっさりしていて、うま味と酸味を感じます。
ソフリートを使って、スープも作ってみました。ひき肉と白菜を具材にした簡単スープです。ほかのだしは使わず、材料に火が通ったら、最後に塩で味を調えました。料理時間は5分くらいなのに、味わいがまろやかで、まるで長時間煮込んだような、奥深い味わい。心身が弱っているときに元気になれる味です。
スペインの家庭料理風な味わいが出せるソフリート。炒め香味野菜なので、味が強いかと思ったのですが、意外と野菜のおいしさがそのまま感じられる素朴さがありました。さまざまな料理に使えるので、野菜が足りないときにも重宝するはずです。
パシフィックチョイス ベジタブルソフリート 312g 498円(税込)
文・写真/庄司真紀