こんぶやわかめって、ヌルヌル~っとしますよね。あれって、何だか知っていますか? 海藻類に含まれる食物繊維の特徴は? ミネラルが豊富で腸活もできる海藻のこと、クイズに答えて、もっとくわしく知っちゃいましょう!
Contents 目次
【問題1】海藻類には、独特なヌルヌルとした食感があります。この成分は、次のうちどれ?
□塩分
□カリウム
□マグネシウム
□食物繊維
正解は…………?
「食物繊維」です
海藻類の独特な特徴であるヌルヌルとした食感は、食物繊維の一種で、「増粘多糖類」と呼ばれるものです。海藻類の食物繊維の特徴は、「水溶性食物繊維」であるということ。水溶性、つまり水に溶ける性質で、腸内のコレステロールを吸着して便として排出する効果があります。また、ブドウ糖の吸収をゆるやかにして、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ効果なども期待できます。
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海藻類は、ミネラル分を多く含んでおり、特にカルシウムを多く含んでいます。いちばんカルシウムが多いものは、次のうちどれ?
□のり1枚(約3g)
□乾燥昆布5cm四方2枚(約10g)
□乾燥ひじき5g
□カットわかめ4g
答えは「乾燥昆布5cm四方2枚(約10g)」です
上記の海藻類に含まれるカルシウム量はそれぞれ、「のり3g」=8mg、「乾燥昆布10g」=71mg、「乾燥ひじき5g」=50g、「カットわかめ4g」=33mgほどです。昆布は、だしをとるイメージが強いと思いますが、だしをとるだけでは、もったいないほど栄養豊富です。カルシウム以外にカリウムといったミネラル分も多く、高血圧予防などにも役立ちます。だしをとったあとの昆布にも栄養素は残っていますので、煮つけて常備菜などにして、毎日の食卓にミネラル分をプラスするのを、おすすめします。
昆布に多く含まれている「ヨウ素」。「ヨウ素」とは、次のうち、どれのこと?
□たんぱく質の一種
□コレステロールの一種
□食物繊維の一種
□ミネラルの一種
答えは「ミネラルの一種」です
「ヨウ素」とは、ミネラル成分のひとつで、甲状腺ホルモンの成分として、発育を促進したり、エネルギー産生を高めるなどの、重要な作用を担っています。また、糖質・たんぱく質・脂質の代謝をよくし、基礎代謝を高める効果もあります。 ヨウ素の主な供給源は海産物ですので、日本人の食生活では、まず不足する心配はないといわれています。
わかめやひじきにも多く含まれる「ヨウ素」。この成分を効率よくとれる料理は、次のうちどれ?
□わかめときゅうりの酢のもの
□わかめと豆腐のみそ汁
□ひじきと大豆の炒め煮
□ひじきの炊き込みご飯
答えは「ひじきと大豆の炒め煮」です
「ヨウ素」は油と一緒にとると吸収率が上がりますので、油で炒めたり、海藻サラダにしてオイルドレッシングを使用したりするとよいでしょう。日常生活で昆布だしを利用したり、海藻類を食べる習慣があれば、ヨウ素が不足する心配はないと思われます。逆に過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンの合成を妨げ、甲状腺腫を引き起こす可能性があるとも言われていますので要注意。ヘルシーなイメージが強い海藻類ですが、食事の内容が海藻類ばかりに偏ることがないよう、バランスよくさまざまな食品から栄養をとるようにしましょう。
体によい栄養素をたくさん含んでいる「ひじき」。その中で、ほとんど含まれていない成分は、次のうちどれ?
□ビタミンA
□ビタミンB1
□ビタミンC
□脂質
答えは「ビタミンC」です
ひじきは、和食には欠かせない海藻類のひとつかと思います。カルシウムや鉄・リン・カリウム・ヨウ素などのミネラル分を豊富に含み、ビタミン類も少量ではありますが含んでいるため、煮ものや炒めものにしたり、ご飯と一緒に炊き込んだりと、調理に少しプラスすることで、栄養価が増します。ただし、ビタミンCはほとんどゼロ。そこで、ビタミンCが豊富な野菜などと組み合わせるのがおすすめです。ビタミンCが、ひじきの中の鉄分の吸収も助けてくれます。
5問正解…海藻のすばらしさを一緒に広めていきましょう!
2~4問正解…あと一歩、惜しい!
0~1問正解…海藻をおいしく食べて再トライ☆