アサリ、ハマグリ、ホッキ貝。いろいろな貝がありますね。砂抜きをするひと手間などを考えて、ついつい敬遠しがちですが、貝類は低カロリーだし、「タウリン」も多い! ……ところで「タウリン」って、何? 「ダイエットに役立つ栄養クイズ」、今回のテーマは「貝類」。これを知ったら、きっとあなたはお店に貝を買いに行ってしまう…!
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【問題1】全般的にカロリーが低めの貝類。なかでもいちばんカロリーが低いのは、次のうちどれ?(50g中)
□アサリ
□さざえ
□ホタテ
□ハマグリ
「アサリ」です
上記の貝類、それぞれ50gあたりのカロリーは、「アサリ」が15kcal、「さざえ」が45kcal、「ホタテ」が36kcal、「ハマグリ」が20kcal。二枚貝である「アサリ」は、分量が多いように見えても、実際に食べる正味重量は、全体量に対して約40%。200gのパックを購入しても、食べている量は80gほどですので、たっぷり食べても安心な魚介類です。
☆今日のプチレシピ☆
アサリ缶で貧血予防!「あさりと小松菜のクラムチャウダー」
貝類はミネラル分を多く含んでいるのが特長です。貧血の予防に大事な鉄分をいちばん多く含んでいるのは、次のうちどれ?(50g中)
□アサリ
□かき
□しじみ
□ホッキ貝
答えは「しじみ」です
上記の貝類、それぞれ50gに含まれる鉄分の量は、「アサリ」が1.9mg、「かき」が1.0mgl、「しじみ」が4.2mg、「ホッキ貝」が2.2mg。「しじみ」は、鉄分だけでなく、ビタミンB12やカルシウムなども多く含んでいます。貧血には鉄分が大切ということは、多くの人が知っているかと思いますが、じつはビタミンB12も貧血防止に、深い関係が。ビタミンB12は、造血作用に関わり、不足すると悪性貧血などになる可能性があります。また、神経や脳の機能を正常に保つ働きなどもしてくれる、大事なビタミンです。
貝類には「タウリン」という成分を多く含んでいます。この「タウリン」とは何のこと?
□炭水化物の一種
□アミノ酸の一種
□コレステロール
□ビタミンの一種
答えは「アミノ酸の一種」です
「タウリン」という成分。聞いたことがある人は多いと思いますが、これは、アミノ酸の一種。魚介類、特に貝類やイカ・タコや魚の血合いなどに多く含まれており、肉類には、少量しか含まれていない成分です。“お酒を飲む人には、おすすめ”と言われているのは、肝臓の解毒作用を強化する働きがあるからです。ほかに血圧を正常に保つ効果やコレステロールを下げる効果なども期待できます。 貝類は、低カロリーでもあるので、日々意識して食べたいもののひとつです。
貝類全般で、ほとんど含まれていない成分は、次のうちどれ?
□脂質
□カロテン
□ビタミンC
□食物繊維
答えは「食物繊維」です
貝類は、低カロリー・低脂質であり、ミネラル分が豊富というのが大きな特長です。かみ応えがあるので食物繊維を含んでいそうですが、どの貝類にもほとんど含まれていません。また、ビタミンCも微量です。そこで、食物繊維が豊富なきのこ類や海藻類、ビタミンCが多く含まれる野菜類などとくみ合わせて食卓に並べると、栄養バランスが整います。工夫して食べるのをおすすめします。
かきには「加熱用」「生食用」と表示して売られているものがあります。この違いは、次のうちどれ?
□鮮度の違い
□粒の大きさの違い
□天然か養殖かの違い
□処理の仕方の違い
答えは「処理の仕方の違い」です
パックで売られているかきなどを見ると、「加熱用」「生食用」と書かれていることが多いと思います。鮮度のよいものが「生食用」かと思いがちですが、そういうことではありません。滅菌処理を充分に行っているのが「生食用」、食べるときに加熱が必要なのが「加熱用」です。「生食用」のかきを加熱して食べても問題はないのですが、風味が落ちてしまいますので、パックの表示を守るのがよいでしょう。