最近、シンプルな調理で、素材の魅力を引き出す食べ方にハマっています。特に気に入っているのが、野菜をオイルで蒸し焼きにする方法です。じつに簡単に作れるのですが、これまで味わったことのない野菜の味わいを感じることができ、いろんな野菜で楽しんでいます。
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みなさん、野菜はどんな食べ方をすることが多いですか? 私の場合、いちばん多いのはサラダでしょうか。やはり生の野菜を切るだけなので、調理も簡単ですし、いろんな具材を混ぜたりトッピングできる組み合わせの自由さもあって、登場頻度は高めです。ほかにも炒めたり、ゆでたり、グリル焼きにしたり…といろんな食べ方がありますが、サラダに比べると少し手間がかかる印象も。サラダばかりだと、なんとなく体も冷える気がするので、温野菜にして食べたいけれど、ちょっと面倒と思ってやめてしまうこともしばしば。
そんなとき知った調理法が「蒸し焼き」。自炊料理家の山口祐加さんが発信されていたのですが、それをマネしてみたところ、簡単なのに、おいしくって、この春のお気に入り調理法となっています。ことの発端は、山口さんが「カリフラワーをいちばんおいしく食べられる方法」として紹介していたのにハッとして試してみたところから。カリフラワーって、個人的にはすごく好きなのですが、ゆでてマヨネーズで食べるか、サラダにトッピングして食べるかの2択しか、自分にはバリエーションがありませんでした。ところがこの蒸し焼き調理法で食べてみたところ、甘さと香ばしさで、これまで食べたことのないカリフラワーのおいしさに出合ったのです。山口さんも「メインおかずと同じくらい食卓で人気になる」と書いていましたが、まさにその通りで、箸が止まらないおいしさでした!
作り方も本当に簡単で、私の場合は鍋に切った野菜を入れて火にかけたら、オイルをまわしかけ、2分ごとにふたを開けつつ混ぜて、数回同じことをくり返すだけ。調理中のパチパチという音がまたたまらなくいいんです! この蒸しつつ焼く、という調理法にル・クルーゼのお鍋が大活躍。今までこのお鍋がうまく使いこなせているのかどうか疑問だったのですが、今まさにル・クルーゼの魅力を存分に発揮しているといっていいかもしれません。そして味つけは最後に塩をひとつまみ振るぐらいで、十分。素材の甘さが引き出されて満足感があります。
これと同じ調理法で素材によって時間を加減しつつ、菜の花やかぶ、ブロッコリーなど、いろんな野菜で試していますが、本当においしくて、食べだしたら止まりません。時間を長めにすればクタッとなるし、短めにして歯ごたえも残しつつ、という食べ方もよしです。野菜売り場に行くのが楽しみになり「今日はどの野菜で試してみようかな」と日々野菜の種類を変えてこの調理をくり返してしまうほど、簡単でおいしいのと、温かいのと、野菜がたっぷり食べられるのと、で大のお気に入りです。やっぱりお料理のプロの方って、素材を生かした上手な食べ方を知っているのだな、と改めて感じる一品でした。
もし野菜の食べ方がいつも同じで飽きてしまう、という人がいたら、こちらの食べ方もぜひおためしください。いつも以上にもりもりと野菜が食べられること間違いなしですよ。
(編集長ホボ)
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