抗菌作用があり、かつ健康効果も高いスパイスのレシピ。今回はスパイス料理研究家の印度カリー子さんのお弁当にもぴったりなドライカレーのレシピです。著書『一肉一菜スパイス弁当 毎日食べたいおかずと、冷めてもおいしいカレー』より、スパイス弁当の作り方のコツとレシピをご紹介していきます。
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スパイス弁当の基本は「一肉一菜」
印度カリー子さんのスパイス弁当の基本は一肉一菜。
「メインのおかず(肉または魚介)に副菜のおかずを組み合わせます。本当に満足できる2品に絞ることでスパイス初心者でも挑戦しやすく、栄養バランスも考えやすくなります」とカリー子さん。
そして時間のある週末や食材が安いときにまとめて作って、冷蔵・冷凍保存しておけば、平日の朝は詰めるだけ。これなら忙しい人でもスパイス料理に不慣れな人でもおいしいお弁当ができます。
時間のあるときにおかずを数種類作り、一種ごとにフリーザーバッグや保存容器に入れて保存。平日の朝には、冷蔵庫からおかずを出したら、お弁当に詰める分だけ清潔な箸でとり出し、残ったおかずは冷蔵庫にすぐ戻します。
粗熱をとったご飯をお弁当箱に詰めたら、おかずをお弁当に詰めるだけ。作り置きおかずは中途半端に温め直すとかえって持ちが悪くなるので、冷蔵庫から出してそのまま詰めます。
今回はドライカレーのレシピをご紹介しましょう。
ココナッツシュリンプ弁当
高たんぱく質&低脂質のえびは食べ応えがあるのにヘルシーな食材。パンチの効いた甘辛味のシュリンプに、お弁当タイムが待ち遠しくなるはず。ココナッツシュリンプは現地インドでは、青唐辛子を使うことが多いですが、 辛みが出すぎないようにピーマンに変えてアレンジ!
【材料】(4人分) <冷蔵5日 冷凍1か月>
えび (殻をむき、わたをとる) 16尾
ピーマン(細切り) 1個
玉ねぎ(薄切り) 1個
トマト (ざく切り) 1/2個
にんにく(みじん切り) 1かけ
しょうが(みじん切り) 1かけ
ココナッツファイン 大さじ2
レモン汁 大さじ1
サラダ油 大さじ1
塩 小さじ1/2
<スパイス>
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダー 小さじ1
ターメリック 小さじ1/2
チリペッパー 小さじ1/4
ブラックペッパー 小さじ1/4
【作り方】
(1)フライパンにサラダ油をひき、にんにく、しょうが、玉ねぎをあめ色になるまで、中〜強火で3分ほど炒める。
(2)トマトを加えて、ペースト状になるまで炒める。こげそうなら、少し火力を弱める。
(3)弱火にしてスパイス、塩、 ココナッツファインを加えて1分ほど炒め合わせる。
(4)えび、ピーマン、レモン汁を加えて、中火で2〜3分ほど炒めたら、塩(分量外)で味を調える。
【作り置きの解凍について】
お弁当には、凍ったまま盛りつけて自然解凍可。
おうちごはんのときは、電子レンジで解凍する。
スパイス好きなら、一度は作ってみたいドライカレー。具材を変えるだけでさまざまなカレーができるので料理の幅も広がりますよ。おうち時間の充実にもスパイス料理にトライするのはいかがでしょう。
次回は、オリジナルのアレンジレシピをお伝えします!
参考書籍
『一肉一菜スパイス弁当 毎日食べたいおかずと、冷めてもおいしいカレー』(世界文化社)
文/庄司真紀