5月は女性にとっては要注意な季節。サンサンとふり注ぐ紫外線や5月病のリスクと、じつは美容や健康にとくに気を遣いたい時期です。そこで今回はとても簡単&ヘルシーエンパワメントなおつまみを、料理研究家で国際中医薬膳師の資格を持つ、西岡麻央さんに教えていただきます!
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元気のでるみずみずしいフレッシュおつまみ♡ 「さっぱり野菜と魚介のローズマリーマリネ」
こんにちは、西岡麻央です。5月病は「なんとなく調子が悪いな」という軽い鬱のような症状が現れることが多いのをご存じですか。加えて紫外線も強くなり、気を抜いているとあれよあれよとコンディションを崩しがちになってしまいます。今回は、見た目にも美しくて気分が上がり、元気のでるおつまみをご紹介します。
【材料(2人分)】
ミニトマト…8個
セロリ…20g
ラディッシュ…2個
グレープフルーツ…1/4個
たい(切り身)…50g
たこ(切り身)…50g
<A>
白ワインビネガー…大さじ1
メープルシロップ…大さじ1
ローズマリー…1/2枝
塩…少々
【作り方】
<1>ミニトマトは縦半分に切る。ラデッシュは縦4等分にする。セロリはすじを取って薄切りにする。グレープフルーツは小房に分ける。
たい、たこは2〜3等分になるように切る。
<2><A>をすべて混ぜ合わせる。
<3><1>をマリネ液に入れて和えたらローズマリーをとり出し、冷蔵庫で冷やして食べる直前に皿に盛る。
野菜やフルーツに期待できるエンパワメント効果
色鮮やかで、見ているだけで元気が出てきそうなマリネですが、使っている野菜やフルーツに5月病や紫外線対策の工夫が。
中医学の世界では、イライラしやすかったり、不眠傾向にある方は「気滞」タイプに分類されます。気滞とは、体の中を巡る気の流れが悪くなること。5月病でイライラや不眠などの症状がある方は気滞の状態である可能性があるのですが、そこで大切なのが、気のめぐりをよくする食べものを積極的にとること。
今回のレシピに入っているグレープフルーツなどの柑橘系は、気を巡らせてくれるフルーツです。セロリなど香りが強い野菜も同じく気のめぐりをよくしてくれます。
さらにハーブ全般も気滞対策にぴったり! 今回はマリネ液にローズマリーを加えました。ほのかなローズマリーの香りはマリネをより華やかなものに仕上げてくれます。タウリン豊富なたこも加えて、疲れをしっかりとってあげることも忘れずに。
また、ビタミンCが豊富なセロリやグレープフルーツをたっぷりとれるので、紫外線が気になるこれからの季節にはぴったりの美肌食材。疲労回復をはじめ、二日酔い、かぜの予防、ストレスの解消などにすぐれた効果が期待されるビタミンCは、残念ながら体のなかでは自発的に生成できない成分ですので、積極的に食べものから摂取したいですね。
お気に入りのお酒とおつまみで日々自分をいたわる時間をきちんと作ることも、心をおだやかに保つ上で大切なのかもしれません。簡単ヘルシーおつまみで、キレイ&元気な自分を目指しましょう!
文/MFC