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食欲がないときの食事のポイントは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~

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ムシムシ、じめじめ。なんとなくスッキリしないお天気の続くこの時期は、食欲や気力も減退ぎみ…。そんなときの食事はどう選ぶ? あるいは、のどが痛くて食欲わかないときに、とったほうがいい栄養素は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は食欲がないときの対処法です!

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

【問題1】食欲がないけれど、コンビニで手軽に買えるもので栄養補給をしたい…という場合、おすすめなのは、次のうちどれ?

□ざるそば
□野菜ミックスサンド
□冷やし中華
□肉まん

選択肢の画像

 

 

 

正解は…………?

 

 

 

冷やし中華の画像

「冷やし中華」です

食欲がないときに何か買う場合は、もちろん、どれでも食べられるものを購入するのがよいのですが、栄養的な話をすると、「ざるそば」は炭水化物中心ですので、納豆や卵料理、おひたしなどをセットで食べられたら理想です。サンドイッチは、生野菜のミックスサンドよりも、タマゴサンドやチキンサンドなどといった、たんぱく源がとれる商品にヨーグルトなどをセットできると、なお◎。肉まんは、軽い食感で食べやすいのでおすすめですが、カップスープを加えてもよいでしょう。少しでも栄養がとれるように、卵や春雨スープなどがおすすめです。とはいえ、たくさん食べるのはなかなか難しいという場合は、上記の中では冷やし中華がおすすめです。さっぱりとした味わいで、炭水化物と野菜とたんぱく源が1つの商品の中でとれるのが、その理由です。

食欲がないときの食事。ポイントとしてあまり適していないのは、次のうちどれ?

□果物や野菜入りスムージーを作る
□食べられないときは、朝食などをムリに食べない
□食べやすいめん類を利用する
□アイスやプリンなどおやつ的な食品を利用する

答えは「食べやすいめん類を利用する」です

前日に食べ過ぎたために食欲がない、というような場合は別ですが、体の調子が悪く食欲がないとき、何をポイントに食事を考えたらよいでしょうか。このようなときは、食事がとれなく、栄養素が不足しがちになります。どうしても食べられない場合は、水分のみでも仕方がないですが、少しでも栄養補給できるようにスムージーや乳製品などをじょうずにとり入れたいものです。 また、少量でも口にできるものを入れることも大切です。アイスやプリン・ゼリーなど、食事ではないですが、食べられるものや、のどごしのいいものだけでも口にしたほうがよいでしょう。

次の飲みもの1杯(200g)を比べた場合、いちばんカロリーが高いのはどれ?

□牛乳
□飲むヨーグルト(加糖)
□トマトジュース
□オレンジジュース

答えは「牛乳」です

上記の飲みもの200g当たりのカロリーは、それぞれ「牛乳」134kcal、「飲むヨーグルト」130kcal、「トマトジュース」34kcal、「オレンジジュース」84kcal。「牛乳」と「ヨーグルト」は、カロリーにほとんど差はありません。乳製品は、優秀食材ですので、おすすめですが、そのままでは飲みにくい人は、甘みを足したり、野菜ジュースやフルーツジュースなどとミックスして、少しでも自分の飲みやすい形にして、栄養補給をするのをおすすめします。フルーツのジュースは、なるべく果汁100%を選ぶほうが、フルーツの栄養をとることができます。

「のどの痛み」があって食欲がわかない場合、特に意識してとったほうがいい栄養素は、次のうちどれ?

□たんぱく質
□鉄分
□ビタミンA
□糖質

答えは「ビタミンA」です

「のどの痛み」を感じる病気には、風邪やインフルエンザがありますが、発熱やせきなどの症状を伴うこともあります。痛みの強いときには、脱水症状に気をつけ、水分をとるようにすることと、たっぷりのビタミンAで粘膜を強くすることも必要です。ビタミンAは、レバーやウナギなどに豊富に含んでいますが、食欲のないときには、食べにくいものですので、カロテン(ビタミンA)が豊富なにんじんやかぼちゃなど、色の濃い野菜がおすすめです。すりおろしてジュースにしたり、料理の中に組み合わせて、積極的にとり入れたりするとよいでしょう。

「口内炎」になると、食事がとりにくくなります。「口内炎」を防ぐために、ふだんから意識してとりたい栄養素は、次のうちどれ?

□カルシウム
□鉄分
□ビタミンK
□ビタミンB群

答えは「ビタミンB群」です

「口内炎」は、ビタミンB群不足が原因でなりやすくなると考えられています。「口内炎」になると、食べものや飲みものが口内にしみて、味覚が鈍くなったり、食欲がなくなったりという状態になります。そうならないために、ビタミンB群は不足しないようにすることが必要です。魚などに多く含まれるビタミンB2やB6は、細胞の再生、たんぱく質や脂質の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康を保ちます。お刺身や焼き魚など、魚料理を日々の食卓にとり入れて、毎日の食事をおいしく頂くことが大事です。

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