夏野菜といえばどんな野菜を思い浮かべますか? トマト、とうもろこし、にがうり? 元気が出るようなカラフルな野菜ばかりですが、夏野菜に含まれる栄養については、案外知らないことばかりかも…?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「夏野菜」です!
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【問題1】
夏野菜の中でもたくさんの栄養を含む「とうもろこし」。なかでも利尿効果の高いのは、次のうちどの部分?
□皮の部分
□黄色い実の部分
□芯の部分
□ひげ根の部分
正解は…………?
「ひげ根の部分」です
「とうもろこし」は野菜の中でも栄養価が高く、糖質やたんぱく質をはじめ、ビタミンB群やE、鉄分、食物繊維など、たくさんの栄養を含んでいます。ふだんは捨ててしまうひげ根の部分は、めしべの花柱で、その本数は実の数と一致するそう。栄養価的には利尿効果や血圧降下作用が期待できるとされています。煎じて飲むとよいと言われていますので、試してみてはいかがでしょうか?
夏野菜である「とうがん」は、漢字で「冬瓜」と書きます。それはなぜ?
□冬に種をまいて夏に収穫をするから
□煮物や汁物など、冬によく食べるような温かい料理が合うから
□冬まで保存ができるから
□夏に食べると、冬まで風邪をひかないと言われているから
答えは「冬まで保存ができるから」です
「冬瓜」は、皮をむくと傷みは早いですが、切ったり皮をむいたりせず、丸のまま冷暗所に保存しておけば冬まで持つことから、この漢字が使われたと言われています。実の約95%は水分であり、低カロリーでカリウムも多く、体を冷やす働きもあるため、夏のメニューにピッタリな夏野菜です。淡泊な味わいですので、鶏肉や豚肉などうまみのある食材と組み合わせるとコクがプラスされて、よりおいしく食べることができます。
少し独特な苦味のある「にがうり」。この苦味成分の名前は、次のうちどれ?
□タンニン
□モモルデシン
□シュウ酸
□ケルセチン
答えは「モモルデシン」です
「にがうり」=「ゴーヤ」は、最近スーパーでも購入しやすくなりました。夏になると苦味のある、この野菜が食べたくなる方も多いかと思います。この苦味の成分は、「モモルデシン」と言い、胃液の分泌を促して、食欲を増進させる効果があり、さらに、肝機能を高め、血糖値の降下にもよいとされています。「にがうり」はビタミンCやミネラル分も豊富なため、夏バテ解消にも、おすすめの野菜です。
緑黄色野菜の仲間であり、夏野菜の代表でもある「トマト」に含まれている“うま味成分”は、次のうちどれ?
□イノシン酸
□グアニル酸
□コハク酸
□グルタミン酸
答えは「グルタミン酸」です
トマトに含まれている「グルタミン酸」は、野菜類や昆布などに含まれていることの多いうま味成分です。また、「イノシン酸」は魚や肉類に、「コハク酸」は貝類に、「グアニル酸」は、干しきのこ類に含まれていることの多いうま味成分。これらの食材を組み合わせて調理すれば、うま味の相乗効果が生まれ、味に深みが出ておいしくなります。さまざまな食材にトマトをたっぷり合わせた煮込み料理やスープなどはいかがでしょうか。
水分を多く含み、低カロリーなものも多い夏野菜。次の中で、いちばんカロリーが低い夏野菜はどれ?(100g中)
□きゅうり
□トマト
□オクラ
□なす
答えは「きゅうり」です
上記野菜の100g当たりのカロリーは「きゅうり」14kcal、「トマト」19kcal。「オクラ」30kcal、「なす」22kcal。夏野菜は、全般的に水分量が多く、カリウムなどミネラルも豊富なことが特徴のひとつです。なかでも「きゅうり」は、95%以上が水分で、とても低カロリー。夏場の水分補給にもなるので、サラダや炒めもの、漬けものなど頻繁に食卓に登場させたい夏野菜です。また、強力な利尿作用があり、むくみ防止効果も期待できますので、熱い時期には、毎日でもおすすめの野菜です。