和名は「にがうり」または「ツルレイシ」ですが、沖縄での呼称「ゴーヤ(ゴーヤー)」と呼ぶ人も多いでしょう。やはり特徴は、独特の苦味。沖縄や南九州では古くから食べられていましたが、全国的に普及したのは1990年代からです。
Contents 目次
栄養素
・ビタミンC
・β-カロテン
・カリウム
・葉酸
・食物繊維 など
栄養素のポイント
苦味の元はモモルデシンという成分で、苦味が食欲増進させます。
ビタミンCが豊富。ビタミンCは熱を加えすぎると壊れてしまうので、ゴーヤチャンプルーなどを作るときは手早く調理しましょう。
緑色が濃く、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンを含みますが、緑黄色野菜ではなく淡色野菜です。
旬・産地
通年で流通していますが、出荷のピークは7~11月です。
出荷量は沖縄がトップ
全国1位は沖縄県で、全体の35%を占めています。次いで宮崎県、鹿児島県と続きます。
トリビア
ワタや種も食べられる
捨ててしまうことが多いワタや種ですが、食べることもできます。ワタや種がついたままのゴーヤを輪切りにしたものを天ぷらにしたり、ワタを味噌汁の具にしたりして味わってみましょう。種のポリポリした食感も楽しめます。
サラダにおすすめの白ゴーヤ
ゴーヤは品種によって苦味が異なります。中でも「白ゴーヤ」は、サラダゴーヤとも呼ばれ、生食にも向く品種。白っぽい薄緑色で、イボが丸く、果長は15cm程度です。
選び方
おいしいゴーヤの選び方
表面の緑色が濃く、全体にハリとツヤのあるものを。イボが密で、欠けたりつぶれたりしていないものが新鮮です。外見から苦味の強さは判別できません。
保存方法・期間
冷蔵保存する場合
ワタと種の部分から傷み始めるので、取り除いてから保存するのがコツ。縦半分に切り、ワタと種をスプーンでしっかり取ります。乾燥と湿気に弱いので、切り口にキッチンペーパーをかぶせ、ラップで全体を包んだら、切り口を下にして冷蔵庫の野菜室へ。7日以内を目安に使い切りましょう。
冷凍保存する場合
縦半分に切り、ワタと種を取り除いて薄くスライス。1分ほど水にさらしたら水気を拭き取って、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。1カ月以内を目安に使い切りましょう。
下ごしらえのコツ
苦味を減らす方法
ゴーヤの苦味は水溶性。スライスしてから、塩もみするか熱湯でさっと下茹ですると、苦味を減らせます。
提供: VEGEDAY powered by KAGOME
毎日の生活を、野菜でたのしく。VEGEDAY