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「作り置き」が大人気! YouTube登録者数32万人の管理栄養士・中井エリカさんに聞く、作り置きを始めたきっかけは?
FYTTEの連載「今日の作り置き」が大好評の管理栄養士・中井エリカさん。SNSも人気でInstagramはフォロワー数12万人、YouTubeはチャンネル登録者数32万人(2021年6月現在)と活躍の場を広げています。中井さんといえば、料理に不慣れな人でも「作ってみたい!」と思わせる、手軽でおいしいレシピが特徴。今回は、そんな中井さんに作り置きを始めたきっかけをうかがいました。
Contents 目次
幼いころから料理が大好き!
もともと料理が好きで、小さいころから料理本もよく見ていましたね。
大学在学中に飲食店の厨房で調理をしたのが初めての料理のお仕事で、卒業後は管理栄養士として、とある社員食堂でメニュー作りなどを担当していました。
作り置きを始めたのは、子どもが生まれてから。ちょうど3年くらい前です。育児でとにかく時間が足りなくて…。私の作り置きレシピは野菜を使ったものが多いのですが、主菜に加えて、副菜でも野菜料理の品数を増やしたいという思いもありました。
最初のころは、本当に時間がなく、夕飯の用意をするときに多めに作って作り置きしていたのですが、今は少しずつ時間の余裕も出てきたので、週末などに1週間分をまとめて作り置きしています。
作り置きのメリットは、食事の準備が手軽になるということと、なんといっても食事の品数を増やせること。品数があると、いろいろな食材の栄養がとれるので、栄養バランスがよくなります。また、煮物などは作り置きして寝かせたほうが、味が染みておいしくなるということもありますね。
リモートワーク中のお昼ごはんや忙しいときの食事って、いざ作ろうと思うとなかなか手間だと思います。でも、そうしたときにも作り置きがあると、さっと食事の準備ができるので便利ですよ。
作り置きは調味料も大切
旬の野菜ということで、夏場はきゅうりを使ったレシピをいろいろ作っていて、FYTTEでもたくさんの方に読んでいただいたようでうれしく思っています。同じ食材でも、白だしやゆずこしょうなど調味料を変えるだけで一品できるので、調味料は作り置きのカギでもありますね。使い切れなくて冷蔵庫に眠っている調味料を活用してもいいと思います。
そういえば最近、ある調味料にハマっているんですよ。それは、韓国唐辛子!
私のレシピにもちょくちょく登場しているので、気になっていた方もいるかもしれませんが、これがあまり辛くなくて、コクがあるおいしさなんです。唐辛子に含まれるカプサイシンは食欲増進効果もありますから、暑い夏にもオススメです。
私は辛いものがずっと苦手だったのですが、韓国唐辛子は辛みが抑えられているので、たっぷりかけていただいています。韓国唐辛子に出合って以来、さまざまな食材に合わせて使うようになりました。韓国唐辛子はパウダー状になっているものを買っていて、パックの粗びきタイプを使っています。よく作っているのは、しょうゆと砂糖と酢を1:1:1にして、そこに韓国唐辛子を加える甘酢だれ。アマゾンやカルディでも買えるので、よかったら試してみてください!
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中井さんの作り置きレシピは8割くらいが野菜を使ったレシピ。簡単に作れるものばかりなので、「野菜を食べたいけれど、作るのが苦手」という女性にも支持されているのだと思います。ちなみに子どものころ、よく眺めていた料理本は、栗原はるみさんのものが多いそうです。今でもキッチングッズなどをお使いなのだとか。後編は人気のYouTubeの裏話などに続きます!
取材・文/庄司真紀