夏になると出番が増えるのが、冷たくして食べるめん料理ではないでしょうか。お店では「冷や麦」「そうめん」「うどん」といろいろな種類の乾めんが並びますが、さて、その違いとは? めん料理は、炭水化物に偏りがちになってしまうのが難点。では、火を使わず手軽にたんぱく質を補給できる食材は何だと思う? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「夏に食べたいめん料理」です。
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【問題1】
次のうち、いちばんカロリーが低いメニューはどれだと思う?
□納豆月見うどん(納豆1パック・卵1個・うどん1玉)
□薬味だれのそうめん(そうめん2束100g・ねぎ・みょうが・しそ)
□冷やし中華(ハム・きゅうり・トマト・卵・中華めん1玉)
□とろろそば(山芋100g・そば1玉)
答えは………
「薬味だれのそうめん(そうめん2束100g・ねぎ・みょうが・しそ)」です。
暑い夏場は、簡単なめん類で食事を、という人も多いかと思います。上記のめん料理のカロリーはそれぞれ「納豆月見うどん」470kcal、「薬味だれのそうめん」415kcal、「冷やし中華」440kcal、「とろろそば」490kcal。数値だけで見ると 、 上記の中では「薬味だれのそうめん」のカロリーがいちばん低めです。ただしめん類の料理は炭水化物に偏りがちになりますので、カロリーだけで判断するのは得策ではありません。「薬味だれのそうめん」を食べるならば、たんぱく源や、ビタミンやミネラル分を多く含む野菜や海藻類などを、もう少しプラスしたいところです。常備しておいた缶詰めなどを加えるのもオススメです。
「そうめん」と「冷や麦」の違いは、次のうちどれ?
□原材料の塩の量の違い
□長さの違い
□地域による名称の違い
□めんの太さの違い
「めんの太さの違い」です
スーパーなどの店頭で、「そうめん」「冷や麦」と並んでいると、違いがわかりづらいかもしれません。「そうめん」と「冷や麦」は、めんの太さによって名称が分けられています。日本農林規格(JAS)の乾麺の分類によると、「そうめん」は直径1.3mm未満、「冷や麦」は直径1.3以上、1.7mm未満。ちなみに、「うどん」は直径1.7mm以上とされています。ゆで時間も短く、のど越しよく食べられる「そうめん」は、夏場に好まれるめん類のひとつです。
「そうめん」を食べるときのたんぱく質補給として、いちばん多くたんぱく質がとれるのは、次のうちどれ?
□卵1個(50g)
□ツナ缶1缶(70g)
□たらこ1/2腹(50g)
□ちくわ2本(60g)
「たらこ1/2腹(50g)」です
上記の食材に含まれるたんぱく質量は「卵1個」6.2g、「ツナ缶1缶」11.2g、「たらこ1/2腹」12.0g、「ちくわ2本」7.3g。たんぱく質はめん類自体にも含まれてはいますが、それだけでは、たんぱく質不足に陥ってしまいます。暑い時期は少しでも加熱調理などを減らしたいという気持ちになると思いますので、火を使わなくて済む身近な食材でたんぱく質補給を心がけるのはいかがでしょうか。たらこやツナ缶、ちくわなどの練り製品も、たんぱく質補給にオススメです。
「日本三大うどん」として挙げられる県は「香川県」「秋田県」と、あともうひとつ、次の中から選ぶとしたら、どこだと思う?
□埼玉県
□群馬県
□青森県
□福岡県
「群馬県」です
「日本三大うどん」と言えば、「香川県の讃岐うどん」「秋田県の稲庭うどん」「群馬県の水沢うどん」と言われていますが、3つ目については、「長崎県の五島うどん」や「富山県の氷見うどん」も有力候補。諸説あるようです。それぞれのうどんに、太さやコシなどの違いがありますし、「三大うどん」以外にも、いろいろなおいしいご当地うどんがあります。自分の好みに合わせて、暑い時期を乗り越えたいですね。
日本の「冷麺」と韓国の「冷麺」の違いは、次のうちどれ?
□めんの違い
□スープの材料の違い
□トッピングの違い
□辛みの違い
「めんの違い」です
夏の時期に食べたくなる「冷麺」。日本では岩手県の盛岡冷麺が有名です。盛岡冷麺のめんは、小麦粉やジャガイモのでんぷんを原料としており、少し太めで強いコシが特徴とされています。これに対して、韓国冷麺はそば粉を主原料としており、それに緑豆デンプンまたは、とうもろこしデンプンやいも類のデンプンを加えて作られていることが多く、日本の冷麺よりも細めです。「冷麺」は、卵や野菜・キムチ、フルーツなどをトッピングすることもあり、1皿で栄養のバランスをしっかりとることができるめん料理です。