そばやうどん、冷ややっこなどで大活躍する薬味。独特の香りを楽しんだり、食欲をアップしたりするのに欠かせません! そんな薬味は、添えもの的な扱いを受けることが多いけれど、血行促進、血液サラサラ効果、豊富なビタミンCなど、じつはあなどれない側面も! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「薬味」です。
Contents 目次
【問題1】
薬味野菜の、ねぎやにんにくなどの刺激のある香味成分を何という?
□クルクミン
□カテキン
□アリシン
□コリン
正解は………?
「アリシン」です
玉ねぎや長ねぎ、にら、にんにくなどに含まれる独特な刺激のある香味成分や辛み成分を「アリシン」と言います。「アリシン」は硫化アリルの一種で、血液をサラサラにする効果があり、コレステロールを抑制したり、血行を促進したりする効果もあると言われています。ビタミンB1と一緒に摂取することで、体に効率よく働いてくれますので、肉類や豆類などと食べるのがオススメです。
日本でしか食用されない香味野菜は、次のうちどれ?
□しょうが
□にら
□しそ
□みょうが
「みょうが」です
「みょうが」は、日本原産の野菜で、日本でしか食用にされない香味野菜です。花も茎も食用となり、夏ものと秋ものがあります。特有の香りと辛み成分には、薬効があると言われており、食感もよく、胃の働きを助けて、食欲を増進させる効果があるので、暑い夏に積極的に食べたい香味野菜のひとつです。
「いちご」の約2倍のビタミンCを含む香味野菜は、次のうちどれ?(100g中)
□しそ
□パセリ
□しょうが
□長ねぎ
「パセリ」です
いちごはビタミンCが豊富で、100g中に含まれるビタミンCは62mg。これに対して上記の香味野菜は「しそ」26mg、「パセリ」120mg、「しょうが」2mg、「長ねぎ」14mgのビタミンCを含んでいます(100g中)。添えもののイメージが高い「パセリ」ですが、栄養価はかなり高く、とくにカロテンやビタミンCを多く含みます。カロテンは肌をよくする効果があり、ビタミンCにもシミなどを防ぐ効果などがあるので、日焼けなどが気になるこの時期にオススメの野菜です。おかずの彩りとして使用した場合、1~2gほどしか摂取できませんので、サラダやパスタ料理などに、たっぷり使ってビタミン補給をしたいものです。
爽やかな香りが特長の「セロリ」。セロリの香り成分の名前は、次のうちどれ?
□リモネン
□セネリン
□バニリン
□アリイン
「セネリン」です
セロリは、セリの仲間で「オランダみつば」とも言われています。セロリの特有の香りは、精油成分の「セネリン」や「アピイン」と言います。この香りが苦手という人もいるかと思いますが、これらの成分には、ストレスによる精神不安や不眠、頭痛などをやわらげる効果があると言われていますので、いろいろな料理に使いたいものです。
夏野菜や香味野菜などを細かく刻んで、しょうゆなどの調味料で味つけをした山形県の定番料理を何と言う?
□しもつかれ
□がめ煮
□なめろう
□だし
「だし」です
きゅうりやなすなどの夏野菜としそやみょうがなどの香味野菜を細かくきざんで、しょうゆなどで味つけをしたものを、山形の「だし」と言います。たくさん作って冷蔵庫で保存すれば作り置き料理になり、温かいご飯にかけて食べると食欲が増します。「しもつかれ」は北関東地方、「がめ煮」は福岡県、「なめろう」は千葉県の郷土料理です。