コロナ禍で健康志向が一層高まり、スーパーやコンビニエンスストアなどでも糖質オフや低カロリーに配慮された商品を多く見かけるようになりました。最近は、その中でも各社から、台湾スイーツの商品が多く発売されています。背景には、昨今の健康ブームもあり、体にやさしい材料を用いた台湾スイーツが女性を中心に人気を集めているようです。
今日は、一般社団法人グルテンフリーライフ協会のフォーブス弥生さんにグルテンフリーの台湾カステラの作り方を教えてもらいました!
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グルテンフリーの「台湾カステラ」を作ってみよう!
台湾スイーツの原材料は、芋、豆や薬膳などの植物が使われています。日本の和菓子にも使われている原材料も多いため、親しみやすいですね。
台湾の伝統的なスイーツは多くあります。日本でも見かけるようになったお豆腐のデザート「豆花(トウファ)」は、豆乳を使ってゼリー状に固めたもの。トッピングとして、小豆やタピオカ、やわらかくしたピーナッツを乗せて、シロップをかけていただきます。豆乳を使用しており、美容や健康に配慮されたスイーツです。
また、台湾発祥の「仙草ゼリー」も定番スイーツです。仙草は生薬として使われており、効果として解毒作用、吹き出物や便秘解消、腸内環境の改善にも効果があるので、美容にも健康にもよいゼリーです。暑さから体を冷ます効果があると言われており、夏にぴったりなスイーツとして人気。少し苦味があるため、お好みのシロップやはちみつなどかけて、食べるのがおすすめです。
ほかにも、人気急上昇している「台湾カステラ」は、各社から新商品が相次いで発売されています。台湾カステラは、台湾では「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれています。一般的な日本のカステラとは異なり、台湾カステラはとてもやわらかく、シフォンケーキのような食感が特徴です。
そこで、今回はグルテンフリー対応の台湾カステラのレシピのご紹介です。小麦粉の代わりに、米粉を使うことで簡単に作ることができます。また、米粉はふるいにかける必要もないので、時短にも最適な材料です!
【グルテンフリー台湾カステラ】
<材料/23cmのパウンド型1台分/縦23×横10×高さ6cm>
● 卵 2個(Mサイズ)
● はちみつ(アガペシロップなど)大さじ1
● 食用油(太白ごま油、米油、オリーブオイルなど)大さじ2
● 豆乳(牛乳など) 大さじ2
● 米粉 40g
● 砂糖(てん菜糖・きび砂糖など) 大さじ2 ※お好みで甘さを調整してください。
(下準備)
· オーブンを150℃に予熱しておく
· 型にクッキングシートを敷いておく
<作り方>
1. 卵は卵黄と卵白に分けて、卵白は冷蔵庫で冷やしておく。
2. 卵黄とはちみつをボウルに入れて、泡立て器で約2〜3分混ぜる。
3. (2)に食用油を入れて、さらに泡立て器で約1分混ぜておく。
4. 次に、豆乳を電子レンジで(約60度: 600W / 20秒)に温める。
5. 温めた豆乳を(3)に入れ、しっかりとよく混ぜる。
6. (5)に米粉を入れて、さらによく混ぜる。
7. 別のボウルに卵白で、泡立て器である程度泡立つまで混ぜる。
8. (7)のメレンゲに、砂糖を半量入れて混ぜる。
9. 残りの砂糖を入れて、ツノが少し立つくらいまで泡立てる。
10. (6)のボウルに(9)のメレンゲをゴムベラでひとすくい入れて、ゴムベラでしっかりと混ぜる。
11. 残りのメレンゲも入れて、軽くゴムベラで切るように混ぜる。
12. 下準備しておいた型に生地を流し入れて、型を数回落として空気を抜く。
13. オーブンバットにぬるま湯を2cmほど入れて、バットの中に型を置き、オーブンで約55〜60分焼く。(オーブンによって異なりますので、焼き時間を調節してください。)
お好みでクリームなどを添えて、お召し上がりください。おうち時間を使って、人気のグルテンフリー台湾カステラを焼いてみてはいかがですか。