備蓄食品としても優秀な注目を浴びている乾物類。軽いものが多いので、購入する際に荷物にならず助かるのもいい点ですよね。高野豆腐や切干し大根などを日常的に使っている人も多いのではないでしょうか。ところで高野豆腐って、水に戻すと重量は何倍になるのか知っていますか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”今回のテーマは「乾物」です!
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【問題】
高野豆腐は、一般的に、水につけて戻して使用します。もどしたとき、重量は何倍になると思う?
□約2倍
□約4倍
□約6倍
□約8倍
答えは……
「約6倍」です。
高野豆腐は、豆腐を凍らせてから乾燥したものですので、「凍り豆腐」とも言います。最近は水で戻さずに使用できるタイプなども売られていますが、基本的には、50~60℃のぬるま湯に戻します。戻したあとの重量は6倍ほど。大きさもさまざまではありますが、1枚約15~17gのものが多く、戻すと1枚90~100gほどになります。しっかり水けをしぼって使用しましょう。
生しいたけ1枚(15g)と、干ししいたけ1枚(3g)を比べた場合、干ししいたけのほうが、5倍以上の数値になる栄養価は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□ビタミンD
□ビタミンB1
□食物繊維
「ビタミンD」です
きのこ類は、しいたけに限らず全体的に低カロリー・低脂質で食物繊維を多く含んでいます。 また、カルシウムの吸収を促す働きのある、ビタミンDも豊富です。きのこ類には、きのこ特有のエルゴステリンという成分が含まれており、この成分は紫外線に当たるとビタミンDに変化する性質があります。このエルゴステリンの働きにより、生のしいたけよりも干ししいたけのほうが、ビタミンDは5倍以上含まれています。
のり巻きに使用する定番の食材「かんぴょう」の原料は「夕顔」と言われる植物の実です。この夕顔の実に似た野菜は、次のうちどれ?
□かぶ
□冬瓜
□大根
□れんこん
「冬瓜」です
「かんぴょう」は細長い帯状の乾物として売られています。これは、ウリ科の仲間である「夕顔」の実を薄くむいて作られた食材です。「冬瓜」も同じウリ科植物。冬瓜のように楕円形をした夕顔の実もありますが、「かんぴょう」には丸い球形をしているものを使用します。旬は夏頃で、栃木県で全国の生産量の9割以上を占めています。
「ハリハリ漬け」という漬けものがあります。これは、何を使って作るものだと思う?
□切りこんぶ
□ひじき
□高野豆腐
□切り干し大根
「切り干し大根」です
「ハリハリ漬け」とは、切り干し大根や、もう少し太めの割り干し大根を使った漬けものです。酢やしょうゆなどの調味料で漬け込み、好みでこんぶなどを加えることもあります。食べたときのパリパリとした音や歯ごたえのある食感から、「ハリハリ漬け」という名前がついたようです。年末年始のごちそう料理の箸休めにもなる1品です。
おせち料理に欠かせない「黒豆」。黒豆を煮るときのポイントで、間違っているものは次のうちどれ?
□豆をひと晩、水に浸してから煮る
□豆を温かい液に浸してから煮る
□弱火でコトコト煮る
□さし水は絶対にしない
「さし水は絶対にしない」です
年末、おせち料理用に「黒豆」を煮る方もいると思います。時間や手間がかかる料理のひとつですが、ポイントを押さえておけば、自宅ならではのおいしさの黒豆ができます。黒豆は、水にしっかり浸してから煮る場合もありますし、砂糖などを入れて一度沸騰させた温かい煮汁に豆をひと晩浸してから煮る方法もあります。また、シワがよらずにツヤのある仕上がりにするには、煮ているときに黒豆が空気にふれないように水を足すことが大事です。コトコトと弱火で煮ましょう。