「冷えは万病のもと」などとも言いますね。寒くなってくると、いかに体を冷やさずに、元気に過ごせるかがカギになってくるように思います。さて、食生活の中にも、体を冷えから守るヒントはあるのでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「体を温める食事」です!
Contents 目次
【問題】
体を冷やさないための朝食として、オススメなのは次のうちどれ?
□卵かけご飯
□納豆かけご飯
□牛乳かけシリアル
□りんごとトマトのスムージー
答えは………
「納豆かけご飯」です
体を冷やさないための食事内容として、上記の中では、納豆かけご飯が、いちばんオススメです。温かいご飯というのもよいですし、納豆などの発酵食品は、体の代謝をよくする効果がありますので、体を温めることにつながります。卵も生でなく、卵雑炊のように加熱して食べれば体を温めます。牛乳かけシリアルは、牛乳をホットにしたり、発酵食品であるヨーグルトに変えたりするとよいでしょう。スムージーも悪くはないのですが、生野菜やフルーツは体を冷やしてしまいます。
体を温めるための食材で、あまりオススメできないのは、次のうちどれ?
□大根
□にんにく
□じゃがいも
□なす
「なす」です
基本的に、水分の多い夏野菜などは、体を冷やす効果が高く、根菜類など地下で育つような植物は、体を温める効果があると言われています。上記の中では、なすは夏~秋頃の野菜で、水分が多く、夏の暑い時期の体のほてりなどを弱める効果があると言われています。大根などの白い野菜なども体を冷やす力をもっていますが、調理の仕方によっては、体を温めます。生で食べるよりも鍋の具材や煮ものに使用するなど加熱するのがオススメです。
体を温める栄養素として直接関連が少ないものは、次のうちどれ?
□たんぱく質
□ビタミンB1
□ビタミンK
□鉄分
「ビタミンK」です
体を温めるということは、血流をよくし、代謝をアップすることにつながりますので、どの栄養素もとても大事です。ただ、選択肢の中では、ビタミンKは「止血ビタミン」とも呼ばれる血液の凝固に関わる栄養素なので、体を温める働きに直接関係はありません。そのほか、たんぱく質は筋肉を作り、熱を生み出す効果があります。ビタミンB1は代謝に関わりますし、鉄分は、全身に酸素を運び、血流をよくする役目を担っています。
体を温める食べ方として、関係が薄い食べ方は、次のうちどれ?
□料理に辛みを利用する
□汁ものや鍋ものを活用する
□最初に必ずサラダを食べる
□よくかんで食べる
「最初に必ずサラダを食べる」です
料理に使用する食材や調理方法は、体を冷やす、温めるということに関連します。汁ものや煮込み料理、蒸し料理など温かい料理は、体を温めるうえでとてもオススメです。ねぎやしょうが、唐辛子などの辛み成分は、血行を促進する作用があります。また、よくかむことで、体を温めることにつながります。サラダの場合、生野菜や海藻サラダなどは、むくみやよぶんな水分を排泄してくれる効果が期待できますが、体を冷やす効果もあるので、食べ方に注意が必要です。
魚介類の中で、体を温める効果が低いものは次のうちどれ?
□うなぎ
□さけ
□えび
□かつお
「うなぎ」です
うなぎは、栄養価の高い食材ですが、脂質分も多く、体を冷やす効果のほうが高いです。一方、えびやかきなどは、体を温める効果が高いものです。また、さけは良質なたんぱく源であり、体を温める効果の高いビタミンAも多く含んでいます。かつおや赤身のまぐろなどは、脂質分が少ないため、体を温める効果が高いですが、お刺身のように冷えた状態で食べることが多い食材ですので、そのときは香味野菜などをたっぷり添えて食べると効果がアップします。