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「TVを観ながらダラダラ食べたり、ダッシュで食べたり、ひどい人になるとキッチンで立ったまま食べたりしています。言い方が悪いかもしれないけど、まるでエサ?……って感じです。毎日の食事は、体に入れる大事な行為なのに『食べますよー』という合図が一切ない。ただでさえダイエット中は、食事を節制するため楽しみが減るもの。せっかくのお楽しみタイムが、それじゃつまらないよね、と思います。彩りを考えてお皿に盛るのも大切なことなのですが、その前にちゃんとランチョンマットを敷いて、テーブルをキレイに整えて……そういうところから食事と向き合うことが大事だと思うんですよ」
ランチョンマットを使うと、食事と向き合えるばかりではありません。
「ランチョンマットを敷かなかったり、大きなお盆やお皿を使ったりすると、人はそこに置けるだけ置こうとする心理が働くので、ついつい食べ過ぎてしまう原因にも。でもランチョンマットを敷けば、その範囲内に収める意識が高まるので、おかずを乗せすぎる心配が減ります」
最近話題のつくり置きにも、食べ過ぎてしまう人は要注意です。
「私もみそ汁はつくり置きしていますが、基本的にその日食べるものだけしかつくりません。つくり置きは、忙しくてどうしてもコンビニなど出来合いの食事が続きがちな人は取り入れてもいいですが、基本はその都度つくるのがベター。なぜならつくるプロセスから食に向き合うほうがいいからです。それにつくり置きをすると、すぐに食べられるものが冷蔵庫にあるという状況ですから、意志が弱い人は夜中食べてしまう可能性もあるので、食べきれるだけ用意したほうが安全ですね」
ダイエット中ではなくても、体をつくる毎日の食事はおろそかにしてはいけないと考えているMartyさんが推奨する食のルール、あなたは以下の項目をきちんと守れていますか?
□ランチョンマットを使う
□箸置きを使う
□おかずはワンプレートではなく小皿で盛り、たくさんあるように見せる
□テーブルの上に、食事とは関係のない余計なもの(リモコン、ティッシュ、ケータイ、日用品など)は置かない
□見た目もおいしそう&美しく食事を盛る
□出来合いの総菜も容器のまま食べるのではなく、お皿に移してキレイに盛る
カロリーや栄養面に気を配るのはもちろんですが、心に栄養を与える気持ちで、食べる行為とていねいに向き合ってみませんか?
取材・文/平川恵