新年あけましておめでとうございます! お正月のこの時期、ふだんとは違う食生活を送っている人も多いかもしれませんね。さて、おもちとオートミールのカロリーを比べてみたら? 置き方によって、エネルギーが入ってきたり、出て行ったりと、意味合いの異なるおせち料理は何だと思う? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「お正月料理」です!
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【問題】
最近流行っている「オートミール」。もち1個分(50g)のカロリーと同じくらいのカロリーをオートミールでとるなら、次のどの分量になると思う?
□30g
□50g
□70g
□100g
答えは………
「30g」です。
もち1個(50g)のカロリーは112kcal。オートミールのカロリーは「30g」105kcal、「50g」175kcal、「70g」245kcal、「100g」350kcalですから、「30g」が正解です。なお、白米のご飯を女性用のお茶碗に軽く1杯ついだ程度(130g)のカロリーは203kcalほど。ご飯1杯食べる代わりに、もち1個やオートミール30gに置き換えれば、約90kcal減らすことができます。お正月の時期は何かとたくさん食べてしまいますので、お正月が空けたら1食程度、このように置き換えてみるだけで、お正月生活のリセットになるかと思います。
おせち料理を三段重に入れる場合、「数の子」や「黒豆」「伊達巻き」が入るのはどこ?
□壱の重
□弐の重
□参の重
「壱の重」です
おせち料理をお重に詰めるようになったのは、江戸時代から。「福を重ねる」という意味を込めて重箱に詰めるようになったと言われています。最近では、二段のものやワンプレートで手軽に楽しむ方もいると思いますが、三段のお重にした場合、壱の重には「数の子」「黒豆」「伊達巻き」「きんとん」など、祝い肴や甘い味の口取りなどを詰めます。弐の重には「酢の物」や「焼き物」が入り、参の重には、お煮しめなどが入ります。ただし地域によって違いはあるようです。
「エネルギーが入るように……」という意味をもつおせち料理は、次のうちどれ?
□田作り
□昆布巻き
□伊達巻き
□黒豆
「伊達巻き」です
しっかり混ぜ合わせた卵や魚のすり身の生地をじっくり焼き、巻きすで丸く巻いた「伊達巻き」は、黄色が鮮やかで、華やかな1品です。書物(巻き物)のような形状から、「学業成就」などの意味が込められています。また、「伊達巻き」を切ったときに、どちらに巻いた状態で盛りつけるかで、意味合いが変わってくると言われています。右巻きは「エネルギーが入る」、左巻きは「エネルギーが抜ける」とされているので、縁起のよさから、右巻きの方向で、盛りつけるとよいでしょう。
「長老木」と書く縁起物の食材は、どのおせち料理と関連が深いと思う?
□お煮しめ
□黒豆
□紅白なます
□松前漬け
「黒豆」です
「長老木」「長老喜」「丁呂木」などさまざまな漢字が当てられるこの食材は、「ちょろぎ」と読みます。中国を原産とされるシソ科の植物で、根茎の部分を食べます。字を見るとわかるように、長寿を願う意味がある縁起物の食材です。本来は白色ですが、梅酢やしそ酢などに漬け込むことで真っ赤な色になり、渦巻き状のおもしろい形状をしています。おせちの中では、黒豆に添えられていることが多いです。
お正月に飾る「鏡もち」は、いつまで飾っておくのが一般的?
□1月3日
□1月11日
□1月20日
□1月いっぱい
「1月11日」です
鏡もちは、新しい1年の神様をお迎えするという意味を込めて飾るとされていますが、いつまで飾っておくのがよいでしょうか。鏡もちを飾るのは、1月11日の鏡開きまで、地域によっては、1月15日までとされているようです。本来は、乾燥したもちを手や木槌で割って食べていましたが、今はパックに入ったものを飾ることも多いですよね。開いたおもちは、お雑煮やお汁粉にして食べるのが一般的でしょう。
お雑煮の味には、全国各地でさまざまな味わいがあります。甘い小豆ベースのお雑煮を食べる風習のある地域は、次のうちどこ?
□宮城県
□愛知県
□鳥取県
□香川県
「鳥取県」です
お雑煮は、地方によって味わいや内容がさまざまに異なります。しょうゆベースやみそベースの味も多く、関東では甘いイメージがないかもしれませんが、甘いお雑煮を味わう地域も。山陰地方、なかでも鳥取県には、小豆をベースにした煮汁に丸もちを入れた、ぜんざいに近いものを「お雑煮」として食べる地域があります。小豆の赤い色には邪気を払う力があり、縁起がいいそうですよ。ちなみに香川県には白みそベースに、あん入りの丸もちを入れたお雑煮を食べる風習があるようです。