ダイエットをするうえでも健康を保つうえでも大切な栄養バランス。気をつけたいと思っていても、案外、基本的なことを知らない場合も多いのでは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「栄養について」。最近よく耳にするようになった「PFCバランス」のこと、ビタミンの働きについてなど、食生活にすぐに役立てられる知識をクイズ形式で出題します!
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問題
1日に必要な炭水化物量は、総エネルギーのどのぐらいの割合になると思う?
□2~8%
□10~20%
□30~40%
□50~60%
答えは………
「50~60%」です
PFCバランスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。PFCバランスとは、総摂取エネルギーのうちエネルギー源となる「P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物」の内訳のことです。なかでも主食などで占める炭水化物は、体にとって、とても重要なエネルギー源。約60%が目安とされています。
炭水化物の内容で正しいものは、次のうちどれ?
□アミノ酸+糖質
□でんぷん+ミネラル
□ブドウ糖+果糖
□糖質+食物繊維
「糖質+食物繊維」です
ダイエットをしたい場合、炭水化物や糖質を気にする方も多いかと思います。じつは炭水化物と糖質は同じ内容のものではありません。炭水化物=糖質+食物繊維。人の消化酵素で消化される「糖質」と、消化されない「食物繊維」を合わせて、炭水化物といいます。食物繊維は大事な要素ですので、エネルギー過多を気にする場合は、糖質に注目するのがよいかと思います。
たんぱく質(=アミノ酸)は、筋肉や血液、皮膚やホルモンに大変重要な栄養素です。「カゼイン」というアミノ酸は、主に何に含まれている?
□牛肉
□牛乳
□サケ
□大豆
「牛乳」です
「カゼイン」というアミノ酸は、牛乳のたんぱく質の80%以上を占めています。体に入り分解されると、腸管でのカルシウムや鉄の吸収を促進する成分です。牛乳のアミノ酸バランスはとても優秀で、手早くたんぱく質補給ができます。時間のない朝食などに、積極的にとり入れたい食品のひとつです。
脂質は1gあたり、何kcalのエネルギーを生み出すと思う?
□4kcal
□9kcal
□12kcal
□18kcal
「9kcal」です
3大栄養素の産み出すエネルギーはそれぞれ、糖質は1g=4kcal、たんぱく質は1g=4kcal、脂質は1g=9kcalです。脂質は効率のよいエネルギー源であり、さらにホルモンの原料となったり、細胞膜の成分となったりとしています。脂質は、とり過ぎると体にとってよくないことも出てきますが、植物性の脂質や、動物性でも青魚などの脂質など、よい性質を持っているものもありますので、量や種類を選びながら使用したいものです。
人に不可欠なビタミンは、何種類あると思う?
□6種類
□10種類
□13種類
□18種類
「13種類」です
ビタミンは、3大栄養素のように、エネルギー源や体の構成成分にはならないのですが、体の機能を正常に維持していくためには、とても大事な物質です。現在、人に不可欠なビタミンとしては、13種類あります。ビタミンA・D・E・K・B1・B2・ナイアシン・B6・葉酸・B12・ビオチン・パントテン酸・Cとなり、脂溶性と水溶性に分けられ、それぞれに大事な働きを持っています。サプリメントなどでビタミン補給をしている方もいますが、基本的には食品からとることが望ましいです。