好き嫌いが分かれるパクチーや、冷え対策でも注目されるしょうが。香味野菜は料理のメインを飾るわけではありませんが、あるとなしとでは大違い。貴重な栄養価も見逃せません。私たちの食生活の名脇役だと言えるでしょう。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「香味野菜」です。
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問題
次の香味野菜のうち、いちばんカロリーが高いものはどれ?(100g中)
□香菜(パクチー)
□しそ
□しょうが
□パセリ
答えは………
「パセリ」です
上記の香味野菜100g当たりのカロリーは、「香菜」18kcal、「しそ」32kcal、「しょうが」28kcal、「パセリ」34kcal。香味野菜を100g食べることは、日常生活の中でなかなかありませんが、100gで比べた場合は、パセリが少し高めです。添えもののイメージが強いパセリですが、栄養価としては優秀で、カロテンやビタミン類、鉄分なども豊富で、疲労回復効果や、口臭予防などにも役立つ野菜のひとつです。
目や皮膚の粘膜を保護する効果が高い栄養素をいちばん多く含んでいる野菜は、次のうちどれ?(100g中)
□みょうが
□糸みつば
□長ねぎ
□せり
「糸みつば」です
さまざまなビタミンの中でも、ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を保護し、視力低下や肌のトラブル改善に有効です。上記の香味野菜に含まれるビタミンAは、100g当たり「みょうが」3μg、「糸みつば」270μg、「長ねぎ」7μg、「せり」160μg。日本のハーブとも言われる「みつば」は「みつばぜり」とも言い、日本に昔からあるせり科の植物です。みつばには、糸みつば、根みつばがありますが、緑の濃い糸みつばは、よりビタミンAを豊富に含んでいます。香りもよく、神経をしずめ、ストレスや不眠症改善にも効果が高いと言われています。
南京虫という虫の匂いに似ていることから、ギリシャ語の「コリス(虫)」が語源となっている香味野菜は、何だと思う?
□にら
□にんにく
□わさび
□香菜(パクチー)
「香菜(パクチー)」です
答えは「香菜」(パクチー)=「コリアンダー」です。パクチーとコリアンダーは同じ植物。スパイスとして利用されるのは、コリアンダーの種子になります。コリアンダーの若い葉は、香り成分を多く含み、エスニックなスープやサラダ、炒めものなど、さまざまな料理に使われます。最近ではスーパーなどでも手に入りやすく、人気な野菜のひとつです。胃腸を調える効果があり、解毒効果も高いとされています。
「大蒜」と書く野菜は、次のうちどれ?
□せり
□小ねぎ
□にんにく
□にら
「にんにく」です
「大蒜」=「にんにく」と読みます。食用で香りの強い植物を「蒜(ひる)」と呼んでおり、独特な強い香りをもつ「にんにく」を「大蒜=おおびる」と呼んでいたとか。食用にするのは、鱗茎(りんけい)で、地下茎が肥大した部分になります。若い花茎の部分が、「にんにくの芽」に当たります。
煮込み料理などで使用される「ブーケガルニ」。その目的は次のうちどれ?
□キレイな色づけ
□くさみ消し・風味つけ
□塩分を抑える
□アクをとり除く
「くさみ消し・風味つけ」です
スープやシチューなどの煮込み料理で利用する「ブーケガルニ」を知っていますか? 最近では、スーパーの調味料コーナーでも、よく見かけます。「ブーケガルニ」とは、香味野菜のセロリやパセリ、ハーブ類をブーケのような状態に糸で束ねて袋などに入れたもので、煮込むときに一緒に加えて使用します。風味をつけたり、食材のくさみ消しなどのために利用するもので、直接食べるものではありません。入れると入れないとでは、でき上がりの風味、味わいなどが、変化しますので、使ってみてはいかがでしょうか。