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スパイス料理研究家・印度カリー子さん伝授! 最強スパイスのターメリックを使った栄養抜群「中華風スープ」
古代から薬として用いられてきたスパイス。心身のセルフケアに日常的にとり入れたいですね。スパイス料理の伝道師・印度カリー子さんも、元気が出ないときはクミンを、胃腸や肌を整えたいときはターメリックを使ったスープを飲むそう。今回は、印度カリー子さんの初のスープ本『印度カリー子のスパイススープ』から、栄養をバランスよくとれる「キャベツとしらすの中華風スープ」をご紹介します。
Contents 目次
栄養バランス抜群! 「キャベツとしらすの中華風スープ」
食物繊維ややたんぱく質がとれて低脂質と、栄養のバランスがいい「キャベツとしらすの中華風スープ」。 ターメリック、にんにく入りで、風邪のひき始めにもオススメです。ビタミン・ミネラルの補給にも○。
【材料】(2人分)
テンパリング (ホールスパイスを油で熱して香りを出す方法)
(A)
クミンシード…小さじ1/4
ごま油…大さじ1
(B)
キャベツ(ざく切り)…1/6個(200g)
しらす…大さじ2(20g)
水…300ml
塩…小さじ1/2
ターメリック…小さじ1/4
にんにく(みじん切り) …1かけ
とき卵…1個分
こしょう…少々
【作り方】
(1)[テンパリング] フライパンにAを入れ、中火にかけて熱する。クミンシードが泡を立てて全体的に浮かんできたらにんにくを加える。
(2)にんにくの香りが立ってきたらBを加え、ふたをして中火で5分ほど煮る。
(3)キャベツがやわらかくなったら、とき卵を注ぎ、全体がかたまったらゆっくりかき混ぜる。仕上げにこしょうをかける。
カリカリしたクミンシードの食感が好きな方は、最初にテンパリングせずに、最後にテンパリングをして加えます。ごま油をバターに替えると風味が洋風に変わり、それもまたおいしいです。
何も食べたくないくらい疲れている、そんなときに体に染みわたるやさしい味わいのスープ。だしを使わず、スパイス×塩で素材のシンプルなうまみを引き出します。
こちらのレシピで使われたターメリックは鮮やかな黄色が特徴で味わいに深みをもたらす最強スパイス。心身を若々しく保つ抗酸化作用が期待できます。またクミンシードはカレーを連想させるエスニックな香りで、消化促進作用があるともいわれています。このようなスパイスの効能を押さえておけば、そのときの体調によって効果的にとり入れることができますね。
次回は、低カロリーでインナーケアにも役立つ「マッシュルームのポタージュ」を紹介します!
文/庄司真紀 写真/『印度カリー子のスパイススープ』より
参考書籍
『印度カリー子のスパイススープ』(世界文化社)