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エネルギー補給や疲労回復に! スパイス料理研究家・印度カリー子さんの「鶏肉のレモンスープ」
風邪のひき始めや疲労回復にもうれしいスパイスのスープ。スパイス料理の伝道師・印度カリー子さんの新著『印度カリー子のスパイススープ』では、手間なく作れるスープレシピをまとめています。今回ご紹介するのは、ひと皿で大満足の「鶏肉のレモンスープ」。食べ応えは十分でも食後は軽やかなスープです!
Contents 目次
体にすっと染み入るさわやかさ! 「鶏肉のレモンスープ」
レモンが効いた地中海風の味わいは、食べ飽きないおいしさ。カレーと使用するスパイスが同じでもまったく異なる味わいです。
【材料】(2人分)
テンパリング(ホールスパイスを油で熱して香りを出す方法)
(A)
カルダモン…3粒
オリーブオイル…大さじ1
(B)
玉ねぎ(薄スライス)…1/4個(50g)
おろしにんにく…小さじ1/2
おろししょうが…小さじ1/2
塩…小さじ1/2
(C)
鶏もも肉(ひと口大に切る)…200g
レモン汁…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
パプリカパウダー…小さじ1 /8
クミンパウダー…小さじ1/8
ターメリック…小さじ1/8
シナモンパウダー…小さじ1/8
ナツメグ…小さじ1/8
ベイリーフ(ローリエ)…2枚
水…300ml
【作り方】
(1)[テンパリング] フライパンにAを入れて、中火で熱する。
(2)カルダモンが膨らんできたら、Bを加え、中火で5分ほど炒める。
(3)玉ねぎが薄茶色に色づいてきたら、Cを加えて1分ほど炒め合わせる。
(4)水を加えて沸騰したら ふたをして弱火で15分煮る。お好みでカットしたレモン(材料外)を添える。
すっと体に染み入るさわやかな鶏肉のレモンスープ。鶏もも肉の良質なたんぱく質を補給できるほか、レモンのクエン酸が疲れ解消に役立ちます。
また、味わいに深みを出す多種類のスパイスは分量がカギ。微量のスパイスと砂糖が絶妙なバランスを保っているので、はっきりとした酸味のあるレモンに合わせるためには、何かを立たせ過ぎないことがポイントです。特にナツメグとシナモンは加え過ぎに注意しましょう。
スパイスのパプリカパウダーは、真っ赤な色味ですが辛味はなく甘い特有の香りがあります。ビタミン類や鉄分が含まれていて、代謝促進などの効果があるとされています。シナモンパウダーは利尿作用があるカリウムを含むため、むくみ解消が期待できます。
ダイエット中のエネルギー補給や疲労回復にも最適なスープ。ぜひ、試してみてください。
文/庄司真紀 写真/『印度カリー子のスパイススープ』より
参考書籍
『印度カリー子のスパイススープ』(世界文化社)