ダイエットの目的を考えたとき、「目指せ! -〇kg!」と、わかりやすく減量に目が行きがちですが、本当は「やせてキレイになる」「やせて健康になる」など、やせてどうなりたいかが重要だったりしますよね。今回の「ダイエットに役立つ栄養クイズ」は、「肌改善」がテーマ。お肌を構成する栄養素は? お肌にハリとつやを与える栄養素は? 肌改善に有効な栄養素が多く含まれている食材は? 美肌作りに欠かせない栄養の知識の数々は、ダイエットでも必ずや役に立つはずです。
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問題
肌をはじめ、体を構成する重要な栄養素は、次のうちどれ?
□炭水化物
□たんぱく質
□ビタミンC
□ヨウ素
答えは………
「たんぱく質」です
たんぱく質は、肌はもちろん、骨、内臓、筋肉など体全体を構成する重要な成分で、不足すると体の健康状態だけでなく、肌の状態も悪くなっていきます。湿度が低い冬の季節は特に、乾燥してうるおいなどが失われていきます。なお、ビタミンCも肌に関係しています。皮膚などを構成するたんぱく質のひとつ、コラーゲンの生成にはビタミンCが欠かせません。ビ タミンCはたんぱく質と一緒にとるのがおすすめです。
肌にはビタミンが大事です。美肌に有効な栄養素の組み合わせは、次のうちどれだと思う?
□ビタミンA+ビタミンD+葉酸
□ビタミンB1+ナイアシン+パントテン酸
□ビタミンA+ビタミンE+ビタミンC
□ビタミンK+ビタミンB12+ビタミンC
「ビタミンA+ビタミンE+ビタミンC」です
どのビタミン類も、体や肌にとって欠かせないものではあるのですが、肌によりよいビタミンは、うるおいを与える働きをするビタミンA、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、血液循環を促し、血色のよい肌にしてくれる効果などをもつビタミンEの3つです。
肌の新陳代謝を促し、ハリや弾力を与えるには、ビタミンB2も必要です。次のうちビタミンB2がいちばん多く含まれている食材は?(100g中)
□さんま
□うなぎ蒲焼
□牛乳
□鶏レバー
「鶏レバー」です
上記の食材100gに含まれるビタミンB2の量は、「さんま」0.28mgm「うなぎ」0.74 mg、「牛乳」0.15 mg、「鶏レバー」1.80 mg。ビタミンB2は、レバーや魚介類、乳製品などの動物性食品に多く含まれています。なかでもレバーは断トツに豊富で、「豚レバー>牛レバー>鶏レバー」の順番に多く含まれています。ビタミンB2は、体の成長の促進や、皮膚・髪・爪などの細胞の再生に関与しているため、「発育のビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンB6もまた、肌に関係の深い栄養素です。次の中で、ビタミンB6をいちばん多く含んでいるフルーツはどれ?(100g中)
□バナナ
□いちご
□マンゴー
□りんご
「バナナ」です
上記のフルーツ100gに含まれるビタミンB6の量は、「バナナ」0.38mg、「いちご」0.04mg、「マンゴー」0.13mg、「りんご」0.04mg。ビタミンB6は、たんぱく質の分解と合成に欠かせない栄養素です。ビタミンB6をしっかりとることで、たんぱく質が有効に使われるので、皮膚や髪は丈夫になります。ビタミンB2同様、魚介類やレバーなどの動物性食品に多く含まれていますが、フルーツにも含まれています。なかでもバナナは優秀食材です。ただフルーツ全般にはビタミン類が多く含まれていますので、いろいろなフルーツを組み合わせて食べるのがオススメです。
肌によい栄養素が、より多く含まれるサラダは次のうちどれ?
□きゃべつとにんじんのコールスローサラダ
□サラダほうれん草と卵のサラダ
□マッシュかぼちゃとにんじんのサラダ
□春菊とベーコンのサラダ
「マッシュかぼちゃとにんじんのサラダ」です
美肌のためにサラダを食べる方も多いと思います。サラダは、毎日食べてほしいもののひとつですが、同じサラダでも、生野菜ばかりでは野菜の量をあまりとることができませんし、体を冷やす食べ方にもなります。ゆでたり蒸したりして野菜の量をたくさんとることもおすすめです。なかでもかぼちゃやにんじんには、肌によいビタミンAやEを補給できます。組み合わせる食材に、少しフルーツを入れたり、ナッツ類などをプラスしたりすると、ビタミンCやミネラルを補充でき、より一層肌によい内容になります。