キッチンに常備している玉ねぎ。春は、旬の新玉ねぎが店頭に出回ります。水分が多くて柔らかく、辛味も少ない新玉ねぎの栄養を逃さず食べるには? 管理栄養士の大越郷子先生にうかがいました。
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新玉ねぎは、生で食べるのがイチオシ!
「玉ねぎには、代謝を促すビタミンB群、美肌にいいビタミンCが豊富。辛味成分の硫化アリルには、糖質の代謝に関わるビタミンB1の吸収を高める働きがあり、疲労回復にも有効です」(大越先生)
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用、解毒作用で注目のケルセチンには脂肪の吸収を抑える働きも期待でき、ダイエットにも効果的です。硫化アリルやケルセチンには血液サラサラ効果もあるので、生活習慣病の予防にも役立ち、血流がよくなることで冷えを改善し、やせ力アップにも有効です。
いまこそ食べたい新玉ねぎの、おすすめの調理法もチェック!
「柔らかくて甘味のある新玉ねぎは、生で食べるのがおすすめです。水にさらすと硫化アリルが溶け出てしまうので、さっとさらすか、甘味が強ければ水にさらさなくてもOKです」(大越先生)
加熱する場合も、炒めものなどさっと火を通すのが硫化アリルを逃さない食べ方です。
「煮込むと硫化アリルは消えて甘味が増します。玉ねぎはもともと糖質が多めですが、体にいい栄養も多いので、糖質についてはあまり気にしなくてもよいでしょう」(大越先生)
新玉ねぎの体にいいレシピは次のページ!