太る食べものに挙げられる、好み焼きなどの粉もの料理。最近では、糖質オフなど健康に気を使ったお好み焼き粉も登場していますね。カルディで見つけたのは、韓国のお好み焼きこと、チヂミの一種であるピンデトック(緑豆チヂミ)。緑豆粉を使っているので、高たんぱくで栄養価もバッチリ。今回は、さらにもやしなどの野菜を入れて、ヘルシーなピンデトックを作ってみました!
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栄養が高い緑豆
緑豆はあまり聞き慣れないですが、あずきくらいの小さい豆で、日本では豆というよりも“緑豆もやし”として知られています。でん粉が多いので、春雨に加工された“緑豆春雨”もよく売られていますね。緑豆は漢方でも使用されるほど栄養価が高く、鉄分はほうれん草の3倍、ごぼうよりも多い食物繊維が含まれています。
韓国のチヂミのひとつ、ピンデトック(緑豆チヂミ)は、この緑豆を砕いた生地に野菜や肉を入れ、焼き上げる家庭料理。お酒のおつまみにもよく提供されるメニューだそうです。
カルディで見つけた『ピンデトックの粉(緑豆チヂミ)』は、緑豆紛に米粉や小麦粉、食塩などを加えたミックス粉。粉を水で混ぜ合わせ、野菜を入れて焼くだけです。野菜を多めにして余った野菜の消費メニューにもなりそうですね。
1袋150gでおおよそ2〜3枚作ることができます。1袋当たりのエネルギーは532kcal、たんぱく質は33.1g。一般的なお好み焼き粉と比較すると、カロリーは同等ながら、たんぱく質は2倍以上含まれていることになります。
もちもちの食感がおいしい
もやし、ねぎ、玉ねぎなどの野菜を100〜120g用意し、もやしと同じくらいの大きさに切り、ミックス粉を水で溶いた生地に混ぜ合わせます。もやしなどは基本的な材料ですが、肉やそのほかの野菜、海鮮などをのせて焼いてもおいしいそうですよ。
ミックス粉は薄い緑色でほのかに豆の香りもしてきます。片面を約2分30秒かけて焼き、裏返してまた焼き上げてでき上がり。時短料理にもなりますよね。
パッケージのレシピでは1枚焼く油の量は大さじ4杯分となっていて、“焼く”という“揚げる”感覚で作ったほうが、チヂミらしい焼き上がりになります。しかしそれではあまりに油をとり過ぎてしまうキケンも。たしかに油をたくさん使うと、本場のチヂミ風に焼き上がり、おいしそうなのですがそれほど使わなくても大丈夫です。油大さじ1くらいでもふんわりとしたお好み焼き風のピンデトック(緑豆チヂミ)になりました。
外側はパリッと焼き上がり、内側は米粉が入っているからか、もちっとした食感で生地自体がおいしく、あっさりとしつつもまろやかです。あまり緑豆の味わいは気にせず食べられますが、かすかに豆の苦味のような味わいがあるような気もします。野菜のシャキシャキ感が活きていて食感も味わいも満足のひと皿に。
チヂミを始めて作ってみましたが、簡単に作れるうえに、お店のものに並ぶおいしさでした。ミックス粉の実力ですね。そのまま食べてもおいしいですし、ゆずポン酢も高相性でした。そのほか酢じょうゆや大根おろしなどと一緒に食べてもヘルシーにいただけそうです。
カルディ ピンデトックの粉(緑豆チヂミ) 150g 343円(税込)
文・写真/庄司真紀