「ピザが食べた~い!」子どもによく言われます。私も食べたいけれど、市販のピザは、塩分高め、脂質高めで禁断のイメージ。おまけに時間が経つと味が落ちてしまうことも…。でも、ピザ生地を手作りして、好きなトッピングと好きな味つけで楽しめれば、ピザへの印象もずいぶん違ったものになりますよね。はっきりした原材料で、おいしくヘルシーにピザを食べるために、約10年ぶりに、家にあったホームベーカリーをたたき起こしました(笑)
Contents 目次
「家堀り」という言葉を聞いたことがありますか? 人気ブロガーでミニマリストの森 秋子さんという方が使っている言葉です。シンプルでていねいな暮らしぶりが多くの人の共感を呼んでいる森さん。必要なものがあるとき、おいもを掘るように家の中を探してみると、意外な掘り出しものが出てくるというその発想が素敵で、影響を受けています。
とは言っても、今回掘り出した家電は、「家堀り」と言えるのかどうか…。ずっと前に買ったホームベーカリー(調べてみたら2005年に発売が開始されたタイプ)を、台所の棚の下のほうの引き出しにしまい込んでいることは、ずっと前から認識していたこと。購入後何年かは頻繁に使っていたものの、やがてお蔵入りに。使えるのか使えないのかもわからず、さわらぬ神にたたりなし、とばかりに10年近く放置してきました。
今回、この家電を掘り出してみようと思ったきっかけは、子どもたちが定期的にピザを食べたがること(でも、ちょうどいい量を買うのはなかなか難しいですし、栄養価を考えると塩分や脂質の高さや野菜不足が気になってしまう)と、個人的な理由としては、「原材料のはっきりした食パンを買おうとすると高い」という点でした。
思い切ってホームベーカリーをとり出し、ボロボロになった取扱説明書も引っ張り出してきて、いざ稼働。おお、動くではないですか~!!
食パン1斤を焼くためには、バター10g、砂糖17g、塩5gなどが必要です。材料を測りながら「こんなに塩を入れるんだ!」「甘くないけど、砂糖が必要なんだ!」と子どもたちも興味津々。子どもたちが朝食に選ぶ炭水化物の「お米」率が上がったのは、こういった経験を通して、素材だけで食べることのできるお米と、バター、砂糖、食塩を使って作るパンとの違いを実感したのかもしれない、とひそかに思っています。
さて、それで、ピザですよ。
ピザ生地は私のもっているベーカリーでは45分でできるので、生地を仕込んで、ベーカリーさんが頑張っている間に具材を用意します。「ソーセージ、トマト、玉ねぎ、チーズ」「卵、ツナ、ほうれん草、コーン、マヨネーズ」など、いろいろと試してみました。
ピザ生地に使う小麦粉の量は、パン1斤分の小麦粉より少し多いくらいです。伸ばして何も乗せていない生地を冷凍にしておけば、また使えます。何切か余った場合は、私は焼いたときに使ったクッキングシートに包み、さらにラップに包んで冷蔵庫に入れています。温め直さなくても十分おいしかったのは、なかなかの発見でした。
世の中には便利な家電やオシャレな家電がたくさんあり、ついつい目を奪われがちになりますが、まずは家の中の使っていない家電に目を向けて、生活を変えるところから始めたいと思っているところです♪。(編集 まりりん)
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。