きゅうりやズッキーニなど、暑くなってくると、おいしいウリ科の野菜が出回るようになりますね! 水分ばかりだと思われがちな、こうしたウリ科の野菜は、水分補給として役立つことはもちろん、むくみを防止する効果が知られているカリウムや、各種ビタミンも含んでいます。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ウリ科の野菜」。夏野菜の知識を楽しくとり入れて、元気に夏を迎える準備をしていきましょう!
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問題1 ビタミンAを含まない野菜は次のうちどれ?(100g当たり)
□きゅうり
□ズッキーニ
□白うり
□とうがん
「とうがん」です
上記の野菜100g中に含まれるビタミンAは「きゅうり」28μg、「ズッキーニ」27μg、「白うり」6μg、「とうがん」0μg。うり科の野菜は全体的にカロリーが低く、水分を多く含み、カリウムが豊富です。そのほかビタミンCやカロテンなども含んでいますが、初夏ぐらいから出回ることが多い「とうがん」には、ビタミンAはほとんど期待できません。とは言え、これからの時期、水分補給の意味でもたくさん食べたい野菜のひとつです。
問題2 ビタミンCがいちばん多い野菜は次のうちどれ?(100g当たり)
□きゅうり
□ズッキーニ
□白うり
□とうがん
「とうがん」です
上記の野菜100g中に含まれるビタミンCは「きゅうり」14mg、「ズッキーニ」20mg、「白うり」8mg、「とうがん」39mg。「とうがん」は、ビタミンAは含んでいませんが、これからの夏に向けて大事な栄養素であるビタミンCを多く含んでいます。95%が水分で低カロリー、利尿効果が高いカリウムを多く含んでいますので、むくみの解消や高血圧の方におすすめです。体を冷やす働きもあるので、これからの夏メニューに多く登場させたい野菜です。
問題3 「甜瓜」と書くウリ科の野菜は何だと思う?
□すいか
□メロン
□ヘチマ
□ゆうがお
「メロン」です
「甜瓜」=メロンです。 メロンには、皮に網目模様が入っているものがあります。果肉が肥大する際に果皮がはじけてヒビが入ったような模様になり、これがあるものをネットメロンと呼びます。プリンスメロンやハネデューメロンは、この模様のないノーネットメロンです。メロンは食べ頃になると底部分がやわらかくなり、香りがよくなります。
問題4 沖縄料理でも使用する、ウリ科野菜で「ナーベラー」と呼ばれるものは次のうちどれ?
□ゴーヤー
□ヘチマ
□アロエ
□パパイヤ
「ヘチマ」です
「ナーベラー」とは、「ヘチマ」のことを指します。5~9月頃に出回る野菜で、沖縄ではみそ煮にすることが多く、ゴーヤーに並び人気のウリ科の野菜です。食用にするのは、「へちま」の幼果で、そのほとんどが水分です。わずかにビタミンやミネラルを含み、煮るとトロっとした食感になります。
問題5 きゅうりのヘタの部分を切って、切り口をこすり合わせる下処理には、どんな意味がある?
□食感がよくなる
□色がよくなる
□アクが抜ける
□酵素が増す
「アクが抜ける」という意味があります
きゅうりのヘタの部分を切り落とし、切った部分を実とこすり合わせる下処理法があります。これは、切り口の部分から渋みの成分=アクが出るのを減らすためです。きゅうりの表面に塩をまぶし、まな板の上で転がす「板ずり」という下処理にもアクを弱める効果があると言われています。「板ずり」は変色を防ぎ、色を鮮やかにする効果も期待して行うことが多い下処理の方法です。