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いわし水煮缶、さば水煮缶、さんま水煮缶、さけ水煮缶。いちばんカロリーが高いのは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
ここ1週間で、ぐっと気温が上がってきました! 火や熱を使う調理がめんどうになる季節…。缶詰を有効に活用する方も多いのではないでしょうか。とくに、お魚の栄養がぎゅっと詰まった缶詰をじょうずに使えばダイエット的にも◎。 “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは魚の缶詰です!
Contents 目次
問題 次の缶詰めのうち、いちばんカロリーが高いものはどれ?(100g中)
□いわし水煮缶
□さば水煮缶
□さんま水煮缶
□さけ水煮缶
「さんま水煮缶」です
上記食材100g当たりのカロリーは、「いわし水煮缶」168kcal(生156 kcal)、「さば水煮缶」174kcal(生211 kcal)、「さんま水煮缶」223kcal(生287 kcal)、「さけ水煮缶」156kcal(生124 kcal)。缶詰めは、とても優秀食材のひとつです。上記の缶詰は、すべて魚の加工品ですので、魚そのものの栄養をしっかりと含んでいます。さらに熱処理をしているので、そのまま食べることもできますし、缶詰の汁分には、魚のうま味もつまっていますので、缶汁も利用したいです。カロリー比較の場合は、生の魚でもサンマがいちばん高いので、缶詰めになっても、そのままの数値が反映されます。
問題2 次の缶詰めのうち、いちばんカルシウムが高いものはどれ?(100g中)
□いわし水煮缶
□さば水煮缶
□さんま水煮缶
□さけ水煮缶
「いわし水煮缶」です
上記食材100g当たりのカルシウム量は、「いわし水煮缶」320mg、「さば水煮缶」260mg、「さんま水煮缶」280mg、「さけ水煮缶」190mg。魚の缶詰めは生の魚を食べるより、ミネラル分、特にカルシウムなどは、とても多く含まれており骨の強化には、おすすめです。自分で調理をして骨までやわらかく煮るのは手間がかかり、なかなか難しいですが、水煮の缶詰めならば手軽に骨まで食べられます。特にいわしの水煮缶にはカルシウムがとても豊富に含まれています。
問題3 ツナ缶には、「ライト」「ホワイト」というタイプがあります。これは、何の違いだと思う?
□重量の違い
□魚の種類の違い
□水煮か油漬けの違い
□製法の違い
「魚の種類の違い」です
ツナの缶詰めには、一般的に「びんながまぐろ」「きはだまぐろ」「めばちまぐろ」「かつお」が使用されています。なかでも、「びんながまぐろ」を使ったものは「ホワイト」タイプと言われ、色が白っぽく、身もやわらかく、価格も少し高めです。そのほかの種類のまぐろやかつおを使ったものは「ライト」タイプ。身が少し赤っぽい色をしており、価格もお手頃です。
問題4 生の「あさり」と「あさり水煮缶」を比べた場合、缶詰めのほうが8倍ほど多く含む栄養素は、次のうちどれ?
□カルシウム
□鉄
□亜鉛
□ビタミンE
「鉄」です
あさりはカルシウムや鉄などのミネラル分が豊富な貝類で、春先にはスーパーなどでも生のあさりがたくさん出回ります。殻つきのものはパスタやスープなどに使うとうま味が出て、とてもおいしいですね。一方、缶詰めは、とても栄養がつまっていて、季節を問わず手軽に使うことができます。特に鉄は、100g当たり、生のあさりが3.8mgに対して、水煮缶は30.0mgと、約8倍近く含まれています。ぜひ積極的に使いたい缶詰めのひとつです。
問題5 コレステロールや脳の働きに関係の深い「DHA」。いちばんDHAが少ないものは、次のうちどれ?(100g中)
□アンチョビ缶
□さばみそ煮缶
□さんまかば焼き缶
□ツナ油漬け缶
「ツナ油漬け缶」です
上記の食材100g中に含まれるDHAは、「アンチョビ缶」580mg、「さばみそ煮缶」1500mg、「さんまかば焼き缶」1200mg、「ツナ油漬け缶」65mgです。DHA(ドコサヘキサエン酸)は、多価不飽和脂肪酸で、EPA(エイコサペンタエン酸)と同様に、魚の脂肪に多く含まれています。したがって缶詰類に含まれるDHA量も、さばやさんまなど脂肪の多い青背の魚のものに多いと言えます。上記の中でいちばんDHAが少ないのはツナ缶ですが、まぐろの中では、本マグロのトロなどには多く含まれます。