「フランス料理」と聞いて、何を思い浮かべますか? 世界3大料理のひとつでありながら、メニューを聞いただけではどんな料理なのかイメージがわかない…という方も多いかもしれません。今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、テーマは「フランス料理」。耳慣れない言葉でも少し意味がわかるだけで、フランス料理の奥深さが感じられて楽しいですよ。ぜひ、クイズにチャレンジ!
Contents 目次
問題1 フランス料理で使用する「フォン」とは何のこと?
□スープ
□添えもの
□ソース
□だし汁
「だし汁」を指します
「フォン」とは、日本料理で例えるなら「出汁(だし)」のこと。フランス料理では、「フォン」にバターや小麦粉を加えてトロミをつけたものを「ルー」と呼び、「フォン」や「ルー」にいろいろと手を加えると「ソース」となります。「フォン・ド・ヴォー」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、「ヴォー」=仔牛ですので、仔牛の骨やすじからとった「だし汁」を指します。ちなみに「チーズ・フォンデュ」の「フォンデュ」は「溶けた・とろける」といった意味ですので、「フォン」とは違う意味になります。
問題2 フランス料理の調理方法で「Vapeur(ヴァプール)」とは、次のうちどれ?
□焼く
□蒸す
□ゆでる
□揚げる
「蒸す」ことです
「ヴァプール」には、蒸気という意味がありますので、「ヴァプール」は「蒸し料理」全般を指すと同時に「蒸す」という調理方法を指します。野菜などと一緒に、魚介類や肉類を一緒に蒸し上げる、フランス料理の中でもヘルシーな料理方法です。そのほかの調理方法を指す言葉として、「グリエ=グリルする」「ポシェ=ゆでる」などがあります。フランス料理では、メニュー名の中に、料理方法が記載されていることもありますので、少し覚えておくと、メニュー選びに役立つかと思います。
問題3 食材の切り方で、「アッシェ」とは、次のうちどれ?
□みじん切り
□せん切り
□うす切り
□角切り
「みじん切り」のことです
日本料理にも、さまざまな切り方があり、料理によって食材の切り方が大事になってきます。フランス料理の場合、「アッシェ(hache)」とは、みじん切りの意味です。せん切り=「ジュリエンヌ」で、4~5cm長さのせん切りを指し、これより少し太めにマッチ棒状に細長く切ることを、「アリュメット」と言います。薄切りは「エマンセ」。5mmの角切りを「コンカッセ」と言い、あらく切ったり、刻むといった意味もあります。
問題4 フランス料理の中で、「サービスプレート」や「ショープレート」と言われるものは、次のうちどれ?
□パンを乗せる小さな皿
□メイン料理の皿
□デザートの皿
□最初にテーブルにセットされている皿
「最初にテーブルにセットされている皿」です
お店のテーブルに、最初にセットされているお皿のことを、「サービスプレート」「ショープレート」「アンダープレート」などと言います。これは、日本語で言うと、「位置皿」や「飾り皿」などの意味。“ここに料理が運ばれてきますよ”という目印であり、座る位置を示すためのお皿にもなりますので、座ると下げられることが多いかと思います。お店によっては、その上にオードブルなどが運ばれることもあります。
問題5 フランス料理のデザートで使用するフルーツで、「パンプルムース」とは、次のうちどれのこと?
□パッションフルーツ
□グレープフルーツ
□フランボワーズ
□パイナップル
「グレープフルーツ」です
フランス料理のデザートを「デセール」と言います。コース料理には、食事を楽しむメインのコースのあとに、デザートのコース(デセールコース)があります。はじめは「アヴァンデセール」。料理の前菜のような役割で、果物やジュレのような軽く食べやすい小さめのデセールが出てきます。次に、「グランデセール」というメインのお菓子が出て、最後に、「ミニャルディーズ」という小さなお菓子(プチフール)が出ます。フルーツはどのデセールにもよく使用されますが、「パンプルムース」はグレープフルーツの意味です。