ひと口サイズの大きさで、お弁当に彩りを添える食材としても重宝するミニトマト。その特徴や種類(品種)、栄養素のほか、簡単レシピも紹介します。
Contents 目次
ミニトマトとは
ミニトマトは、サイズの小さなトマトの呼称で、具体的な目安として重さ「20~30g」のものを指します。もともとは飛行機の機内食用に改良されたもので、プチトマトやチェリートマトとも呼ばれます。
また、直径が「1cm」ほどと、極小粒のものはマイクロミニトマトと呼びます。
ミニトマトの種類
ミニトマトには、色や形の違うさまざまな種類があり、その一部を紹介します。
フルティカ
皮は薄く、噛んでも中身の飛び出しが少ない品種です。糖度7.5度。
ノーブル・バイオレット
深みのある紫色でぶどうを思わせる甘い香りが特徴。果肉は少し硬めで、味は濃厚。糖度7.5度。
エメラルド
宝石のエメラルドのような緑色のトマト。果肉は弾力性があり、風味は爽やか。糖度7.5度。
シャイニング・イエロー
黄色い皮は硬めで、噛むと口内に甘さが広がります。糖度10度。
こんな品種もあります
・ルビー
果肉は硬めでコクがあり、食べごたえがある。糖度はメロン並みで12度ほどある。
・ソフィア・オレンジ
鮮やかなオレンジ色で、香り高い味わい。β-カロテンが豊富。糖度9.5度。
・ピッコラルージュ
目をひくほど赤色が濃いミニトマト。甘みとうまみが強い。
・アメーラルビンズ
噛むとパキッとした強い歯ごたえがある。楕円形で黄色いものもある。
トマトとミニトマトの栄養素量の違い
トマトとミニトマトの、カリウム、β-カロテン、葉酸の含有量を比較しました。100gで比較すると、β-カロテンがミニトマトに特に多く含まれます。
ミニトマトのおいしいレシピ
ミニトマトをおいしくいただく簡単レシピです。
ミニトマトのマリネ
ミニトマトを使った爽やかなマリネ
材料(4人分)
- ミニトマト(赤/オレンジ):各10~15個(お好みで)
- タマネギ:1/4個
- グレープフルーツ:1/2個
- 生ハム:4枚
<マリネ液>
- すし酢:大さじ3
- エキストラバージンオリーブオイル:大さじ1
- 塩:少々
作り方
- トマトは洗ってヘタを取り、食べやすい大きさに切る。タマネギは薄切りにする。グレープフルーツは皮をむき、ひと口大にほぐす。生ハムはひと口大に切る。
- マリネ液の材料を合わせて、よく混ぜる。
- 2に1の材料を入れ、冷蔵庫で冷やして、味をなじませる。
ミニトマトと海老の炒め物
色鮮やかな炒め物
材料(2人分)
- ミニトマト(赤/黄):各10~15個
- アスパラガス:2本
- ネギ:1/4本
- ショウガ(みじん切り):少々
- 海老:15~20尾
- 鶏ガラスープの素:少々
- 水:30ml
- 片栗粉:少々
- 塩:少々
- こしょう:少々
- ごま油:少々
- サラダ油:少々
作り方
- アスパラガスを塩茹でして、食べやすい長さに切る。
- ミニトマトを半分に、ネギを1.5cm幅の斜め切りにする。
- 海老は殻をむいて背ワタを取る。片栗粉をまぶしてから、下茹でする。
- 熱したフライパンにサラダ油を入れ、ショウガを炒める。
- 1、2も加えて中火で炒め、全体に油が回ったら3も入れ、さっと炒める。
- 水、鶏ガラスープの素を入れ、ひと煮立ちさせたら、仕上げにこしょう、ごま油を加えてでき上がり。
ミニトマトのごま味噌汁
ミニトマトと白味噌がよく合う
材料(2人分)
- ミニトマト:10個
- 大葉(しそ):2枚
- だし汁:400ml
- 味噌:大さじ2
- 白すりごま:大さじ2
作り方
- ミニトマトを半分に切る。
- 大葉を千切りにする。
- 鍋にだし汁を入れて煮立て、1を加えてさっと煮る。
- 火を止め、味噌を溶き入れてから、ひと煮立ちさせる。
- お椀に注ぎ、上から白すりごまを散らし、2をのせてでき上がり。
最後に
料理に合わせて、いろいろな種類のミニトマトを楽しみましょう。