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ー50kg達成の料理研究家の“魔法のやせスイーツ”レシピ! 毎日食べてもやせられる、夏にうれしいひんやり低糖質スイーツ3選
ダイエットの大敵と言えば甘いスイーツ。そんな甘いものが大好きというダイエット料理研究家の鈴木沙織さんは、97kgから47kgへ、−50kgものダイエットに成功しました。ダイエットの成功の秘訣はどのようなことにあったのでしょうか? そのときに大きな力となった、手作りの低糖質レシピとは? スーパーで買える食材だけを使い、オーブンいらずで“4ステップ以内”の簡単レシピが好評の『毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ』(主婦の友社)著者、鈴木沙織さんにお話をうかがいながら、夏の時期にうれしいひんやりとしたスイーツのレシピをご紹介します。
Contents 目次
太っていた頃のイヤな記憶がモチベーションに
叔母がパティシエだったこともあり、もともと甘いものが大好きだったのですが、成人になるまでは標準体型でした。ところが社会人になって仕事のストレスから甘いものを昼間も夜もドカ食いするようになり、気づくと体重がMAX97kgに。
その結果、少し動くと息切れし、大好きなテーマパークを車イスで回ったり、試着室で試着した服が脱げなくなりそのままお買い上げしたり、太い体型から“ビヤ樽”というあだ名をつけられて宴会芸係をさせられたり…。健康診断はオールDで医師に「早死にする」と3年間で2度言われました。
やせようとかたく決意して最初にとり組んだのは、置き換えダイエットやビリーズブートキャンプなどのハードなダイエットです。挑戦してはすぐリバウンドするということをくり返しながら、少しずつ糖質オフの食事法もとり入れ、7年かけて自己流でなんとか74kgまで落とました。しかし、その後は一向に減ることがなく、長い停滞期に突入…。このときに「さらにがんばろう」と思えたのは、体重MAXの頃のイヤな記憶がモチベーションに結びついたから。このままだと、少し太っただけで、すぐにあのイヤな思いを再び味わうことになってしまう。もっときちんとやせて、少しぐらい体重が増えてもあの頃に戻らずに済むようにしようと思いました。
そこで、一念発起して食事法や筋トレを見直し、2年間でさらに30kgの減量に成功しました。やはり正しい知識と自分の心身に合ったダイエットが一番だと実感しています。やせてからは、着たい服を周囲の目を気にすることなく着られて、性格も前向きに変わっていきました。自分に自信が生まれ、憧れだった料理研究家のお仕事にも挑戦し、人生を180度変えることができました。
ダイエットを楽しめるようになったターニングポイント
ダイエットをしていても、やはり甘いものを食べたいという欲求は収まらなかったのですが、そんな中で糖質0の甘味料に出会ってスイーツ作りをするようになってからは、ダイエットを楽しみながらできるようになりました。
一番初めに作ったのが、今回ご紹介するヨーグルトバークです。ダイエット中でも甘いアイスが食べられるのは本当にうれしくて、ダイエットをがんばれました。
レシピはプレーンタイプですが、ヨーグルトにココアパウダーを混ぜてベリーをのせたり、抹茶を混ぜて小豆をのせたりとさまざまなバリエーションで作ることができます。飽きずに楽しめたのもよい思い出ですし、今でも好きでよく作ります。
ダイエット中でもガマンし過ぎずに自分に満足感を与えてあげることも必要かなと思います。
ひんやりおいしい! 低糖質な幸福スイーツ3選
ヨーグルトバーク
ヨーグルトを使った簡単アイス。お好みのフルーツやナッツでも楽しめます(保存は冷凍2週間、1人分の 糖質4.6g、カロリー59kcal、脂質 2.2g、たんぱく質 5.3g)
〈材料(400ml長方形のふたつき耐熱容器・2人分)〉
[A]
・ギリシャヨーグルト(プレーン・砂糖不使用]を使用)……1個(100g)
・甘味料(サラヤ[ラカントS]を使用)……大さじ1
オレンジ(輪切り)……2枚
キウイ……1/4個
〈作り方〉
(1)[A]はよく混ぜ、クッキングシートを敷いた耐熱容器に流し入れ、表面を平らにする。
(2)お好みの大きさに切ったフルーツをのせ、3時間ほど冷凍する。
(3)お好みの大きさに切る。
POINT
溶けやすいので、(3)はすばやく行ってください。
ティラミス
砂糖不使用で作れて、やわらかな食感と濃厚な味わいのやみつきスイーツです(保存は冷蔵2日間、1人分の糖質3.6g カロリー120kcal、脂質 11.3g、たんぱく質 3.0g)。
〈材料(400ml長方形のふたつき耐熱容器・4人分)〉
クリームチーズ……1/2箱(100g)
低糖質バニラアイス (江崎グリコ [SUNAOバニラ]を使用) ……1個 (120ml)
ココアパウダー(無糖) ……適量
〈作り方〉
(1)耐熱ボウルにクリームチーズとアイスを入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分加熱してなめらかになるまで混ぜる。
(2)容器に流し入れて冷蔵庫で2時間以上冷やす。
(3)ココアパウダーをふり、スプーンですくって器に盛る。
POINT
・甘味料や卵の代わりに市販の低糖質バニラアイスを使用しています。
・カロリーをもっとおさえたい場合は、市販の裏ごしタイプのカッテージチーズを使用してもおいしく作れます。
パンナコッタ
生クリームを加えて濃厚な味わいに仕上げました(保存は冷蔵2日間、1個分の糖質4.6g、カロリー142kcal、脂質13.2g、たんぱく質2.8g)
〈材料(直径7.5cmのココット・2個分) 〉
粉ゼラチン……1/2袋 (2.5g)
水……大さじ1
[A]
・生クリーム、低脂肪乳……各大さじ4
・甘味料(サラヤ[ラカントS]を使用)……大さじ1
・バニラエッセンス(あれば)……適量
低糖質ジャム(トッピング用)……適量
〈作り方〉
(1)粉ゼラチンは水にふり入れて、ふやかしておく。
(2)耐熱ボウルに[A]を入れて混ぜ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で2分加熱し、(1)を加えてよく混ぜる。
(3)ココットに流し入れて冷蔵庫で3時間以上冷やし固め、お好みでトッピング用のジャムをのせる。
POINT
・カロリーが気になる場合は、生クリームを半量ほど減らして作ってもOKです。
・トッピング用のジャムは、なくてもおいしく食べられます。
シュガーホリック(甘いものを中毒的に欲してしまうこと)の状態から、代替甘味料を使った低糖質スイーツを作るようになったことで体重がスムーズに減るようになっていった鈴木さん。パティシエの叔母さんにも教えてもらいながら、その腕を磨き上げていったのだそうです。
文/庄司真紀