手軽に食べられる夏野菜の中でも、さっとゆがいただけで調理が済んで、おしょうゆやかつおだしなどともよく合い、切り口もかわいい、そう「オクラ」は人気が高いのではないでしょうか。では、オクラの発祥の地はどこ? あのぬめぬめの正体は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「オクラ」です。
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問題1 「オクラ」の原産地は、以下の中でどこだと思いますか?
□アメリカ
□アフリカ
□フランス
□インド
「アフリカ」です
オクラの原産地はアフリカ大陸で、エジプトでは2000年以上前から栽培されていたようです。日本に伝わってきたのは幕末の頃と言われていますが、当時は独特な青くささやぬめりなどの食感があまり好まれなかったようで、普及してきたのは1965年頃だと言われています。
問題2 家庭菜園でもよく見られる「オクラ」は、花のかわいらしさも人気のひとつ。花の色は何色だと思う?
□淡い黄色
□淡いピンク色
□真っ白
□鮮やかな黄緑色
「淡い黄色」です
家庭菜園でオクラを育てている方の中には、実だけでなく、オクラの黄色くかわいらしい花を見られることも、楽しみのひとつだと感じている方も多いのではないでしょうか。アオイ科のオクラは、同じアオイ科のハイビスカスに似た形の花を咲かせます。オクラの実は、開花後1週間ほどして収穫します。若どりしたものはおいしくいただけますが、収穫が遅れると、実がかたく、すじっぽくなってしまいます。
問題3 「オクラ」がもつ独特のぬめりの主成分は、次のうちどれだと思う?
□糖質
□ビタミンC
□カリウム
□食物繊維
「食物繊維」です
「オクラ」を切ると独特なぬめりがありますね。この食感がオクラの好き嫌いを分けるようです。オクラのぬめりの主成分は食物繊維です。食物繊維は整腸作用やコレステロールを減らす働きなどがありますので、オクラは積極的に食べたい夏野菜のひとつです。
問題4 「赤オクラ」と言われる、見た目が緑色でない「オクラ」があります。この特徴として当てはまらないものは、次のうちどれ?
□ゆでると赤色が濃くなる
□果肉がやわらかい
□生食がおすすめ
□なすと同じ色素をもつ
「ゆでると赤色が濃くなる」は赤オクラの特徴としてあてはまりません
「赤オクラ」(紅〔くれない〕オクラ)を食べたことがありますか? 通常の緑色のオクラと違って、名前の通り、少し紫がかった赤色をしています。緑のオクラと比べ、風味や大きさなどはさほど変わらないのですが、果肉が少しやわらかく、なすやぶどうに含まれる色素のアントシアンが含まれています。この色素は熱に弱いく、ゆでると赤色が抜けて緑色になってしまうので、生食で食べるのもおすすめです。
問題5 アメリカ料理に、オクラを使った「ガンボ」という料理があります。「ガンボ」の意味は、次のうちどれ?
□煮込み料理
□オクラ
□地名
□とろみのある料理
「ガンボ」は「オクラ」という意味です
「ガンボ」はアメリカ・ルイジアナ州の郷土料理で、ケイジャン料理です。ケイジャン料理とは、からみのあるスパイスなどを使った料理を言います。「ガンボ」は魚介類や鶏肉、野菜をスパイスと一緒に煮込み、オクラを加えて、オクラのとろみを利用した煮込み料理やスープを指します。