秋の味覚「なし」。大きくて甘い「なし」は、食べると幸せな気分になりますね。ところでこの「なし」、カロリーはどのくらい? 「なし」に含まれるアミノ酸はどんなもの? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「なし」です。
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問題1 「なし」1個(240g)のカロリーは?
□約40kcal
□約70kcal
□約90kcal
□約120kcal
「約90kcal」です
今の時期、お店でも見かけることが多くなった「なし」。水分量が88%と高く、食べると水々しい味わいがあります。なしはとても低カロリーな果物で、100g=38kcalです。1個の重量は一般的に200~250gほどありますが、まるごと1個食べても100kcalにもなりません。
問題2 タイプの違う「なし」は、次のうちどれ?
□幸水(こうすい)
□新高(にいたか)
□豊水(ほうすい)
□二十世紀
「二十世紀」です
「なし」は大きく分けると、「日本なし(和梨)」「西洋なし」「中国なし」の3種類があり、国内の生産量は「日本なし」が最も多いです。さらに「日本なし」には、皮の色が黄褐色の「赤梨」系と、皮の色が淡い黄緑色をしている「青梨」系があり、上記の中では、「二十世紀梨」だけ、青梨になります。
問題3 「和梨」の中に特に多く含まれているアミノ酸は、次のうちどれ?
□グルタミン酸
□コハク酸
□タウリン
□アスパラギン酸
「アスパラギン酸」です
「なし」の中でも特に「和梨」に多く含まれているのは、アスパラガスから発見されたことから、この名前がついたと言われている「アスパラギン酸」。「アスパラギン酸」はアミノ酸の一種で、エネルギー代謝に関与し、疲労回復効果などもあると言われています。食欲のないときに、水分補給もかねて梨を食べるのもよい食べ方です。
問題4 「和梨」がほとんど生産されていないのはどこ?
□千葉県
□福島県
□鳥取県
□沖縄県
「沖縄県」です
和梨は、沖縄県以外では、ほぼ日本全国で栽培されています。上記の中では千葉県が多く生産しており、そのほか茨城県、栃木県なども生産県となっています。一番多く作られている品種が「幸水」。次いで、「豊水」「新高」などで、赤梨が多いようです。
問題5 正式名称が「平塚16号」と言う、“まぼろしの梨”は、次のうちどれ?
□かおり
□秋麗(しゅうれい)
□愛宕(あたご)
□南水
「かおり」です
神奈川県平塚市で「親興(しんこう)」と「幸水」を交配して生まれ、「平塚16号」が正式名称とされているのが、「かおり」という品種です。「かおり」は、安定した収穫ができないことや、日持ちがよくないことがあり品種登録をされませんでした。けれども味や香りのよさから、生産の数は少ないものの栽培が続けられているため、“まぼろしの梨”と言われています。今では、千葉県での生産量が多いようです。