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ご飯1杯と同じカロリーを、生しいたけでとるとしたら、何gくらいになると思う?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
秋の味覚と言えば「きのこ」!と思いがちですが、じつはきのこは秋に限らず、1年中おいしく食べられる食材です。でも、なぜか秋になると、とりわけ、きのこが食べたくなるんですよね~。低カロリーで知られるきのこには、豊富な食物繊維だけでなく、いろいろと大切な栄養素が含まれています。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「きのこ」です。
Contents 目次
問題1 生しいたけのカロリーを、ご飯茶碗1杯分(130g)と同じくらいにする場合、約何gになると思う?
□100g
□300g
□600g
□800g
「800g」です
生しいたけをはじめ、きのこ類が低カロリーであることは、皆さん知っているでしょう。生しいたけのカロリーは、100g=25kcalほど。小盛りのお茶碗1杯(130g)=203kcalなので、これと同じくらいのカロリーを生しいたけでとろうとすると、約800g必要です。もちろん、きのこ類と穀類では栄養の内容が違います。いくら低カロリーだとは言え、きのこ類をご飯の代わりとして食べるのはナンセンス。ご飯の量を減らし、その分、たくさんのきのこ類を食べるなど、かさ増しやボリュームアップの食材として利用するのがよいでしょう。
問題2 疲労回復などに関係の深い、ビタミンB1を一番多く含んでいる「きのこ」は次のうちどれ?(100g中)
□えのきたけ
□生しいたけ
□しめじ
□なめこ
「えのきたけ」です
上記のきのこ100g当たりに含まれているビタミンB1は、えのきたけ=0.24mg、生しいたけ=0.13mg、しめじ=0.15mg、なめこ=0.07mgで、えのきたけが一番多くビタミンB1を含んでいます。ただ、きのこ類全般において、ビタミンB2、ビタミンB6など、まんべんなくビタミンB群が含まれていますので、数種類のきのこを組み合わせてとると、バランスよくB群を摂取できます。
問題3 食物繊維が豊富なきのこ類。次のきのこ類150gのうち、一番多く食物繊維がとれるのは?
□えのきたけ75g+生しいたけ75g
□生しいたけ75g+まつたけ75g
□しめじ75g+マッシュルーム75g
□なめこ75g+エリンギ75g
「生しいたけ75g+まつたけ75g」です。
きのこ類は、全般的に食物繊維が豊富に含まれています。なかでも乾物の干ししいたけやきくらげに多く含まれているのですが、生の状態では、生しいたけや、今の時期、出回るまつたけなどにも食物繊維はたくさん含まれています。食物繊維の1日の摂取基準は、成人男性で21g以上、女性で18g以上。上記のきのこの組み合わせに含まれる食物繊維は、上から6.6g、7.2g、4.1g、5.1gですので、「生しいたけ75g+まつたけ75g」では1日の1/3量ほどの食物繊維が摂取できますし、そのほかの組み合わせでも、女性なら1日にとりたい食物繊維の1/3~1/5量が摂取できることになります。
問題4 きのこ類には、「エルゴステリン」という成分が豊富に含まれているという特徴があります。この成分に関係の深い栄養素は、次のうちどれ?
□食物繊維
□鉄分
□アミノ酸
□ビタミンD
「ビタミンD」です
きのこ類には、「エルゴステリン」という成分が多く含まれています。この成分は日光や紫外線に当たると、体内でビタミンDに変化します。ビタミンDの役割は、カルシウムの吸収率をアップし、じょうぶな歯や骨を作る手助けをすること。成長期の骨の発達や骨粗鬆症予防や改善に欠かせない成分ですので、しっかりとりたい栄養素です。
問題5 世界三大きのことされている「ポルチーニ」とは、イタリア語で、どういう意味だと思う?
□子豚
□傘
□長靴
□屋根
「子豚」です
イタリア料理で使われる「ポルチーニ」。イタリア語で「子豚」という意味です。きのこと豚は、つながりがない感じがしますが、ころんとした姿形に名前の由来があるようです。日本では「ヤマドリダケ」、フランスでは「セップ」と呼ばれています。冷凍ものや、乾燥や粉末状態になっているものは、手に入れやすく、香りがとてもよいので、パスタやリゾットなどに加えると、とてもおいしくなります。