寒くなってくると、大根がみずみずしく、おいしくなりますね。大根おろしやおでんなど、いろいろな食べ方で楽しむことができる大根。大根に含まれる酵素の働きは?どんな栄養素が含まれるの?など、大根について知ればますます大根沼にハマるはず?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「大根」です。
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問題1 「大根」100g=大根の根(80g)+葉(20g)は何kcal?
□15kcal
□35kcal
□55kcal
□75kca
「15kcal」です
大根は、根の部分が100g=15kcal、葉は100g=17kcalほどの低カロリーな食材です。根と葉を合わせて100g食べた場合でも15kcal。大根は約95%が水分ですので、たっぷり食べても安心ですね。これからの時期は、実が、ずっしりとして、みずみずしくなるので、おでんをはじめ煮込み料理やスープにもぴったりです。たくさんいただきたい野菜のひとつです。
問題2 大根には「ビタミンP」という成分が含まれています。どの部分に多く含まれていると思う?
□葉の部分
□皮の部分
□皮をむいた根の部分
□葉に近い太い根の部分
「皮の部分」です
大根の皮の部分には、「ビタミンP」という成分も含まれています。これは、水溶性のビタミン様物質とされており、毛細血管を強化したり、高血圧を予防したり、ビタミンCの吸収をよくしたりする働きがあると言われています。大根にはビタミンCも含まれていますので、一石二鳥ですね。新鮮な大根は皮をキレイに洗って、皮ごと調理するのがおすすめです。
問題3 「はつか大根」とは、次のうちどの大根を指すと思う?
□紅芯(こうしん)大根
□辛味大根
□レディサラダ
□ラディッシュ
「ラディッシュ」です
「はつか大根」=「二十日大根」とは、小さくて丸くて赤い大根の「ラディッシュ」を指します。植えてから収穫まで20日ほどで食べられるようになるので、「二十日大根」という名前がついたようです。サラダなどに入れると、色鮮やかで食欲をさそう色合いです。「紅芯(こうしん)大根」は外皮が薄い緑色で、中が鮮やかな赤(ピンク)色をしています。「辛味大根」は辛みが強いので、おろし大根を薬味代わりに使用することが多いです。「レディサラダ」は、皮が赤色の小型大根で、サラダなどで使用されることの多い品種です。
問題4 乾物の「切り干し大根」50gを水で戻した場合、何gになると思う?
□80g
□100g
□160g
□200g
「200g」になります
大根を細く切ってから干して作られる「切し干し大根」。さっと水洗いをして、ほこりなどを除いてから、たっぷりの水で戻して使用するのが一般的です。水で戻すことで約4倍になるので、50g使用した場合200gほどになります。煮ることの多い食材かと思いますが、こまかくきざみ、肉ダネの中に入れてハンバーグなどを作ると、肉料理でも食物繊維やミネラル分を補給できます。
問題5 大根には、「アミラーゼ」という酵素を含んでいます。この酵素の働きに関係ある料理は、次のうちどれ?
□和風ハンバーグ おろしダレ(ひき肉・大根おろし)
□おでん(大根・練りもの・卵)
□からみ餅(大根おろし・もち)
□ぶり大根(ぶり・大根)
「からみ餅」です
大根の、特に根の部分にはアミラーゼという酵素が含まれています。これはデンプンを分解する酵素ですので、上記の中では「もち」を組み合わせた「からみ餅」は、「もち」にからめたおろし大根のアミラーゼが、もちに含まれるデンプンの消化を促すため、胸やけ防止などの効果を発揮します。大根にはアミラーゼ以外にも、たんぱく質を分解する酵素である「プロテアーゼ」や、脂肪を分解する酵素である「リパーゼ」などが含まれていますので、正解の料理以外の組み合わせもおすすめです。