トマト、ピーマン、きゅうりなど、夏野菜と言えば、カラフルで濃いビタミンカラーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。蒸し暑い日が続くと、いよいよ夏野菜から元気が欲しくなりますね。さて、今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、テーマは「ピーマン」。ピーマンの苦みの正体は? ピーマン1個のカロリーは? 基本の知識をクイズでゲット♪
Contents 目次
問題1 ピーマン1個(30g)のカロリーは?
□6kcal
□15kcal
□22kcal
□31kcal
6kcalです
夏に旬を迎えるピーマンのカロリーは、100g当たり20kcal。1個(=30g)で6kcalとなります。とても低カロリーで、これからの季節にたっぷり食べたい夏野菜のひとつです。ピーマンは、唐辛子の仲間ですが、辛みのない唐辛子を改良して誕生したと言われています。
問題2 夏の緑黄色野菜の代表である「トマト」と比べた場合、「ピーマン」のほうが、多く含まれている栄養素は次のうちどれ?
□カリウム
□カロテン
□ビタミンE
□ビタミンC
「ビタミンC」です
ピーマンは、ビタミンを多く含んでいる野菜ですが、なかでもビタミンCが豊富です。ビタミンたっぷりのトマトと100g当たりの量でビタミンCを比較してみても、トマト=15mg、ピーマン=76mgと、その差は約5倍。しかもピーマンのビタミンCは、熱に強く壊れにくいのが特徴です。これは、ビタミンCを酸化から守るビタミンPが含まれているからです。
問題3 「ピーマン」には独特な青臭さや苦味があります。これと関係のある成分は、次のうちどれ?
□リグニン
□ピラジン
□セレン
□レクチン
「ピラジン」です
ピーマンは苦味と独特な青くささがあり、これが苦手だという方もいると思います。この成分は「ピラジン」と言い、血液をサラサラにする効果などがあるため、血栓や血液凝固を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞の予防に期待ができると言われています。なお、ピラジンは種やワタの部分に多く含まれています。口当たりは少々よくないですが、丸ごと食べると栄養価もアップします。
問題4 「ピーマン」は切り方で、食感や栄養が変わってくると言われています。ではピーマンの栄養を逃さない切り方は、次のうちどれ?
□横に切る
□縦に切る
□みじん切り
□乱切り
「縦に切る」です
問題3でも解説した「ピラジン」の香りや苦味などを出したくないときは、縦に切るとよいです。縦の繊維に沿って切ることで、成分が流出しにくく、食感もシャキシャキとします。炒めものなどには、この切り方がおすすめです。また、苦味が出やすくはなりますが、やわらかな食感にしたいときには、輪切りなど、繊維を断ち切る切り方をするとよいでしょう。
問題5 「ピーマン」を使った料理に、「チンジャオロースー」があります。この料理名の意味は、次のうちどれ?
□ピーマンの細切り炒め
□野菜の細切り炒め
□ピーマンと豚肉の細切り炒め
□野菜と牛肉の細切り炒め
「ピーマンと豚肉の細切り炒め」です
ピーマンをたっぷり使った料理のひとつ、「チンジャオロースー」。漢字で書くと「青椒肉絲」となります。「青椒」=ピーマン、「肉」=豚肉、「絲」=細切りのことを指しますので、直訳すると「ピーマンと豚肉の細切り炒め」です。ちなみに牛肉を使用する場合は、「青椒牛肉絲」(チンジャオニュウロースー)になりますよ。