梅雨時になると頻繁に目にするようになるさくらんぼ。小さくてかわいらしい形状と、鮮やかでツヤツヤとした色味は、見ているだけでも気持ちが明るくなりますね。そんなさくらんぼに含まれる水分の割合は? さくらんぼとアメリカンチェリーの栄養価の違いは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは、じつはかなりヘルシーな果物、「さくらんぼ」です!
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問題1 「さくらんぼ」に含まれている水分は、約何%?
□約50%
□約65%
□約80%
□約95%
「約80%」です
さくらんぼは水分が約80%と豊富に含まれていますので、口に入れたときに果汁をしっかりと感じることができるでしょう。そんなさくらんぼ100gのカロリーは64kcal。1粒の重量は10gもなく、15粒前後で約100gですから、10粒食べても50kcalに満たない計算になります。店頭に出回ると、初夏を感じる果物です。
問題2 「さくらんぼ」の生産地として、関係が薄い土地は、次のうちどこ?
□北海道
□山梨県
□秋田県
□福岡県
「福岡県」です
「さくらんぼ」の栽培には、年の平均気温が7~12℃ぐらいの冷涼な気候が適しています。最も盛んな山形県は、全国の生産量の7割以上を占め、そのほか、北海道、山梨県、青森県、秋田県などで栽培されています。温暖な地域はあまり向いておらず、九州地方でも、栽培していないわけではないようですが、ごくわずかと言えます。
問題3 「さくらんぼ」の品種では、「さとうにしき」が有名ですが、これは何と関係してつけられた名前だと思う?
□栽培した土地の名前
□甘い味わいからの名前
□作った人の名前
□たねの名前
「甘い味わい」と、「作った人の名前」からつけられました
さくらんぼの品種として有名な「佐藤錦」は、佐藤栄助氏が、「ナポレオン」と「黄玉」をかけ合わせて育成して生まれたさくらんぼとされています。また、「佐藤錦」という名前には、「砂糖のように甘い」という意味も込められているとされ、その名の通り、濃い甘みとツヤツヤした赤い色味が特徴の、最高級のさくらんぼとしても知られています。現在、国内で一番多く生産されている品種です。
問題4 国産の「さくらんぼ」と「アメリカンチェリー」の栄養素を比較した場合、国産のほうが4倍以上も含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□食物繊維
□カリウム
□β-カロテン
□ビタミンC
「β-カロテン」です
「アメリカンチェリー」は名前の通りアメリカ産で、国内産に比べて少し大きく果肉がしっかりとしており、やや日持ちすることが特徴です。100g当たりの栄養素を比較すると、β-カロテンが、国産は98μg、アメリカ産は23μgとなります。その他の栄養素は、大きな差はありません。ただしアメリカ産のほうが果肉の赤みが強く、アントシアンというポリフェノールを多く含んでいます。
問題5 フランス菓子などでも使われることが多い「さくらんぼ」。フランス語で「さくらんぼ」を何という?
□ミルティーユ
□スリーズ
□フィグ
□アナナス
「スリーズ」です
フランス語でさくらんぼのことを「cerise(スリーズ)」と言います。なお、お菓子屋さんで「グリオット」という名前のついた、さくらんぼのお菓子を見かけることもありますが、こちらも違う品種の「さくらんぼ」を意味するフランス語です。「スリーズ」は生のまま食べてもおいしく、「グリオット」は甘味が薄く、加熱するお菓子の材料などに向いている品種です。ちなみに、ミルティーユはブルーベリーのこと。フィグはいちじく、アナナスはパイナップルのことです。