9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ涼しくなってくると、秋太りと秋バテが気になって来る人も多いのではないでしょうか。秋太りを防ぐための行動とは? そもそもなぜ秋は太りやすいの? 秋バテでダイエットへのモチベーションが下がったときは、何をポイントにして行動するのが正解? ダイエットコーチとして700人以上を成功へと導き、ご自身も21歳のときと出産後に2度の20㎏やせに成功したダイエットコーチEICOさんに聞きました!
Contents 目次
秋太りを防ぐ朝の行動は?
自分次第で行動をマネージメントしやすいのが朝の時間。秋太りを防ぐために効果的と思うものを選んだら、さっそくEICO式でチェック!
A朝、冷たい飲みものを飲んで活動的な体にする
B起床後に日の光をしっかり浴びる
C起きたらすぐにシャワーを浴びる
D起きたらすぐに筋トレ
ナイスチョイスは…
BとCです!
【朝は体内時計のリセットと、体の活動を活発化させるのが効果的】
人間の体内時計の周期は25時間で、地球の周期(24時間)との間にずれが生じます。そのずれを修正するのに効果的なのが、朝の光を浴びることです。体内時計が正しく働くようになると、代謝や食欲に影響するホルモンに働くため、代謝がアップする、過食が抑えられるなど、ダイエット的にもよいのです。また、目覚めてすぐシャワーを浴びることで交感神経のスイッチが入り、体の活動が活発化してエネルギー消費量が増えます。早い時間帯からエネルギー消費が行われることで、1日を通してのダイエット効果が期待できます。また、寝ている間に下がっていた体温を上げる効果もあります。
秋に太りやすいのはどうして?
収穫の秋。おいしいものが多く出回る秋には太りやすいイメージがありますが、その本当の理由とは? 正しいと思うものを選んだら、さっそくEICO式でチェック!
A夏より代謝が落ちるから
B夏に筋肉が落ちてしまうから
C日照時間が短くなるから
D摂取する水分の量が減ってその分食べてしまうから
ナイスチョイスは…
A以外はすべてナイスチョイスです!
秋と夏を比べると、代謝が低いのは夏です。夏は、気温と体温の差が少なく体温維持にエネルギーを使わなくてすむため、体が省エネモードになっているのです。そのうえ夏は室内と屋外の気温差があるため、体の疲労度は夏のほうが高いと言えます。夏の暑さと疲労度で運動不足になり、筋肉が落ちてしまうケースも多くあり、それが秋に太る要因のひとつとなります。夏に落ちた体力を回復しようと食べ過ぎてしまうこともあります。
日照時間も、ダイエットと深い関係があります。というのも、日照時間は人間の心理状態に影響を及ぼすからです。夏から冬に向かって日照時間が短くなっていくと、ネガティブ、不安といった気持ちに陥りやすくなり、それがドカ食いにつながります。実際、ダイエットのリバウンドがいちばん出やすく、ザセツするのが11月というデータもあるほど。冬になれば日照時間が短いことに体が慣れるのですが、変化の過程である秋は、メンタルが不安になり、太りやすいのです。
秋は夏に比べて気温が下がるため、水分の摂取量が減り、その分食べてしまう傾向にあります。さらに、秋はグルメ番組が多く、さまざまな食情報が「食べたい気持ち」をあと押ししてしまう可能性も高いと言えます。
秋バテでダイエットのモチベーションが下がったときのオススメ行動は?
秋バテで何となく気分が落ち、ダイエットをする気になれない。そのうえ、過食気味に?! そんなとき、とるべき行動としてよいと思うものを選んだら、さっそくEICO式でチェック!
A初めての駅で降りて散歩する
B新しいコスメやアクセサリーを見に行く
C行きたかったカフェですごくおいしいスイーツを食べる
D1日、デジタルデトックスしてみる
ナイスチョイスは…
ABCです!
【ダイエットのことを考えるのはいったんわきに置いて楽しく過ごすのがオススメ】
秋バテとは、夏の自律神経の不調が秋まで続き、なんとなく体がだるい状態になってしまうこと。やる気が起こらず、ダイエットのモチベーションも下がりやすいこの時期は、いつもと違うことをして気分転換をしましょう。ただ、テンションが下がってからやりたいことを思いつくのは大変なので、日頃から、したいこと、行きたい場所などをリストアップ、メモしておくことが大切です。
取材・文/野上郁子 イラスト/たなかのりこ