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【試食座談会①】小麦粉を使わない麺やパン、気になる味や食べ応えは? 注目の「バラエティ主食」をFYTTE読者が食べ比べ!
近年、主食のバリエーションが増え、栄養面やアレルギーにも配慮した商品が続々と登場しています。パンや麺のカテゴリーでは、小麦粉以外を原材料に使用したグルテンフリーのものも増えているほか、オートミールや雑穀などもさらに食べやすい形状に進化するなど、より一層、主食の選択肢が広がりました。そこで今回、“バラエティ主食の試食座談会”と銘打って、FYTTE読者3名が注目の主食8商品を食べ比べ! 味や食感、栄養面について感想を語り合いました。2回にわけてその様子と試食商品をご紹介します!(※座談会は2023年8月に開催)
Contents 目次
<座談会メンバーの紹介>
・吉川さん(写真左)
出張が多く、全国を飛び回る。実家が米穀店を営んでいたことから、お米が大好き。現在は白米よりも雑穀米派で、栄養面を意識した食生活をしたいと考えている。
・木村さん(写真中央)
エイジングビューティープランナー。以前はおかずとご飯をしっかり食べる生活をしてきたが、現在は「たんぱく質多め、炭水化物控えめ」の食生活を心がけている。
・島田さん(写真右)
最近、運動に目覚め、ヨガなどで積極的に体を動かしている。主食は毎食欠かさず、白米には雑穀やもち麦を混ぜることが多い。
※各商品の概要は記事の最後をご覧ください。
アレルギーや栄養面に配慮した“進化系パン”
司会/FYTTE編集部 保母:今回はさまざまなタイプの主食をご用意しました。まずはパンから試食していきましょう。1つめは、BEYOND FREE(ビヨンドフリー)から2023年7月に発売された「玄米ブレッド」です。小麦粉の代わりに玄米を使用しているため、ビタミンの含有量が高いです。また、アレルゲン対応を徹底したGFCO(グルテンフリー認証組織)の認証を受けた工場で生産しているので小麦アレルギーをもっている人も安心して食べられるパンです。プレーン、ブルーベリー、あまくさ晩柑の3種類があります。
島田さん:「玄米ブレッド」は知りませんでした! キューブ状の形がかわいいですね。味や香りにも玄米感はなく、食べやすいです。
吉川さん:食感はふわふわというより、ずっしり。3種類のなかでは、柑橘のさわやかな味わいがある「あまくさ晩柑」が好みです。
木村さん:たしかにぎゅっと詰まっている感じがしますね。1つでも満足感が高くて、腹持ちもよさそうです。
保母:熊本県産の玄米を丸ごとペーストにして焼き上げているそうです。商品は冷凍で届くので、常温で約2時間かけて解凍してから食べますが、解凍後にトースターで1~2分温めるとさらにおいしくいただけます! 電子レンジでチンしてもよさそうですね。
島田さん:解凍しやすいようにあらかじめスライスして保存するか、食べる時間を逆算して冷凍庫から出しておくなどすると、スムーズかもしれませんね。
保母:続いてのパンは完全栄養食としておなじみの「BASE BREAD(ベースブレッド)」です。今回は新たにラインアップに加わった、「リッチ」と「ミニ食パン・レーズン」をご用意しました。
吉川さん:ベースブレッドは知っているけれど、食べるのは初めてです!
島田さん:通販だと味や食感がわからないので、購入するかどうか迷ってしまいますが、コンビニでも購入できるようになって、手軽に試しやすくなりました。やはり「ミニ食パン・レーズン」はしっかり粒状のレーズンが入っていて、食べ応えがありますね。
木村さん:個人的にプレーンはやや食べにくさを感じていました。でも「リッチ」はふんわりとやわらかく、おいしさを追求していると感じます。
保母:ベースブレッドは、FYTTE読者1000人が選ぶ「FYTTEダイエット&ヘルス大賞」でも毎年ランクインするほど人気なんですよ。糖質オフなうえ、たんぱく質や食物繊維、26種のビタミンやミネラルなど、食事1食分に必要な33種類の栄養素がすべて入っているというのがすごいです。
「豆」から作られた麺は糖質オフ&高たんぱくが魅力
保母:さて、次は麺です! 豆類を使ったものを2種類お試しいただきます。まずはZENB JAPANの「ZENB(ゼンブ)ヌードル」と「ZENB(ゼンブ)ラーメン」。ゼンブシリーズは黄えんどう豆100%使用で、いつもの麺より糖質30%オフやグルテンフリー、食物繊維が豊富などの特徴があります。ヌードルのほうは「たっぷりトマトの無水ソース」と「きのこのベジクリームソース」と一緒にいただきましょう。ラーメンはしょうゆ味になります。
木村さん:ゼンブヌードルは話題ですよね。
吉川さん:ゼンブヌードルのラーメンは初めてです。ラーメンはごま油をプラスするなど、合わせる食材しだいで味わいや印象が変わりそう。アレンジしやすい印象です。
島田さん:黄えんどう豆はこれまで注目してこなかった食材で、スーパーで売っているところもほぼ見たことがありません。麺としての活用方法がある食材だと知れたのは、新しい発見でした!
保母:黄えんどう豆の風味がほんのりしますね。では、2つめの麺はキッコーマンから発売されている「大豆麺 濃厚ボロネーゼ」です。こちらは小麦粉と大豆粉が使われていて、麺1食分でたんぱく質が19gとれるうえに、麺の糖質も40%オフ(※)というのが注目ポイントです。食べ応えや味はいかがですか?
(※)糖質21g/麺1食 日本食品標準成分表2020版乾燥うどん比較
吉川さん:小麦粉を使ったパスタに比べると、コシが少ないように感じますね。
島田さん:濃い味つけのソースが大豆のにおいをカバーしてくれるので、「豆っぽさ」を感じません。低糖質麺はトレーニングやダイエット中の人にはうれしいですよね。男性も健康意識の高い人にはオススメできると思います。
木村さん:パッケージも目を惹きますね。男性も満足感が得られそうなインパクトがあります。
保母:キッコーマンの大豆麺シリーズには今回のボロネーゼ含め、あんかけ焼きそばや、汁なし担々麺風など全6種類あります。味がバラエティに富んでいて、いろいろ選べるのもうれしいです。
\試食した商品はこちら!/
玄米ブレッド3種(BEYOND FREE)
アレルギー特定原材料など28品目不使用の玄米パン。小麦アレルギーの人にも安心のグルテンフリー認証組織の認定を受けた工場で作られており、玄米ならではの栄養素であるビタミンB1・B6・E、GABAが豊富。
▶1包装(6個)当たりプレーン923kcal ▶あまくさ晩柑992kcal ▶ブルーベリー978kca 各¥950 ▶食べ比べセット3種×6個 ¥2,700
BASE BREAD® リッチ/ミニ食パン・レーズン(ベースフード)
リッチは丸パン、レーズンはミニ食パン。体に必要な26種類のビタミン&ミネラルが含まれ、1袋あたり13.5gのたんぱく質が摂取できる完全栄養パンで、一般的なパンと比較して低糖質で、食物繊維もたっぷり。
▶BASE BREAD リッチ 1袋(1個)当たり221kcal ¥230
▶BASE BREAD ミニ食パン・レーズン 1袋(2枚)当たり281kcal ¥260
※記事の内容は8月開催段階のものになります。10月24日付でBASE BREAD リッチ(賞味期限2023.10.23~2023.10.28、製造所固有記号+RA)など3種類の商品の自主回収が発表されています。詳しくはこちらをご覧ください。https://basefood.co.jp/news/1657
大豆麺 濃厚ボロネーゼ(キッコーマン食品)
大豆を50%ブレンドした体にうれしい大豆麺。麺1食当たりたんぱく質19gを含み、乾燥うどんと比べて糖質40%オフ。しっかりとした食べ応えと口当たりのよさが特徴。
▶大豆麺 濃厚ボロネーゼ 1袋123g(内容量内訳:麺65g、麺用ソース58g)1食(123g)当たり342kcal ¥335
ゼンブヌードル/ゼンブラーメン(ZENB JAPAN)
「ゼンブヌードル」(写真上)は黄えんどう豆100%使用の豆ヌードル。白米と比較して食物繊維約6倍、たんぱく質約3倍、糖質約30%オフ。グルテンを控えたい人、糖質を控えたい人にオススメ。「ゼンブラーメン」(写真下)はゆで時間4分の早ゆで仕様の豆100%専用麺と、添加物に頼らず素材のおいしさを追求したスープがセットに。麺から溶け出た豆のうまみや栄養までスープとして余すことなくとれて、いつものラーメンより35%減塩、脂質をオフ。
▶ゼンブヌードル 1袋320g 1食(乾麺80g)当たり260kcal 2袋セットで¥1,584
▶ゼンブラーメン醤油味 113g 1食(113g)当たり327kcal 6食セットで¥2,388
※価格はすべて税込
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次回の座談会②では、オートミールや雑穀などごはん系主食をご紹介していきます!
撮影/我妻慶一 取材・文/佐藤有香