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鶏肉、大豆、えび、どじょう。コラーゲンが含まれていない食材は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
秋から冬にかけて乾燥が厳しくなる季節は、お肌のカサカサが気になる時期でもありますね。こまめな保湿ももちろん大切ですが、食材から「コラーゲン」を摂取することも大事。ところで、コラーゲンは、そもそもどんな成分で、どんな食材に含まれているのでしょうか。コラーゲンを効率よくとれる調理法や、コラーゲンと一緒にとるとよい成分を知っていますか? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「コラーゲン」です!
Contents 目次
問題1 コラーゲンは、たんぱく質のひとつです。体を構成するたんぱく質のうち、コラーゲンが占めている割合は次のうちどれ?
□10~20%
□20~30%
□30~40%
□40~50%
「30~40%」です
コラーゲンは、体を構成するたんぱく質の30~40%を占めています。細胞や組織をつなぎ合わせる接着剤の役割を果たし、体の形成や機能の正常化に不可欠な成分です。化粧品などに「コラーゲン配合」と書かれているのを、よく目にする人もいるかもしれませんね。皮膚とコラーゲンにはとても深い関係があり、水分をのぞいた皮膚組織の70%がコラーゲンです。これからの乾燥する時期、肌のハリや弾力を保つ働きをするコラーゲンは、特に大事な成分となってきます。
問題2 コラーゲンが含まれていない食材は、次のうちどれ?
□鶏肉
□大豆
□えび
□どじょう
「大豆」です
上記の中では、大豆のみが植物性で、それ以外は動物性の食品です。コラーゲンは動物の体の中の結合組織に多く含まれているたんぱく質であるため、植物にはコラーゲンが含まれません。なかでも上に挙げた鶏肉・えび・どじょうには、コラーゲンが豊富に含まれており、そのほか、鶏ガラや、豚肉、マトン、牛すじ肉、魚介類のカレイやなまこ、貝類などにも多く含まれています。
問題3 コラーゲンの働きとは関係が薄いのは、次のうちどれ?
□血管をじょうぶにする
□アレルギー体質の改善
□便秘改善
□骨粗しょう症の予防
「便秘改善」です
問題1でも解説したように、コラーゲンは皮膚と関係の深い成分ですが、それ以外にも、髪の老化を防止する効果や、血管をじょうぶにし、弾力を与える効果、免疫機能を高める効果、ガンの予防やアレルギー体質の改善にも期待できる成分です。また、コラーゲンには骨の組織にカルシウムが定着するのを助ける働きもあるので、骨をじょうぶにして骨粗しょう症を予防する効果もあります。
問題4 コラーゲンを効率よくとれる料理内容としておすすめなのは、次のうちどれ?
□揚げもの
□煮込み料理
□しゃぶしゃぶ
□焼きもの
「煮込み料理」です
コラーゲンは、動物の骨や皮に多く含まれている成分で、水に溶けやすい性質をしています。問題2の解説でもふれたように、コラーゲンが豊富な鶏肉やカレイを使い、鶏手羽肉の煮込み料理やスープ、カレイの煮つけなどを作ることで、煮汁にコラーゲンが溶け出ます。汁ごといただけば、溶け出たコラーゲンもとることができておすすめです。また、煮込み料理の過程でアクをとりのぞくことがありますが、コラーゲンがアクに流れ出ることはないので、アクと一緒にコラーゲンを捨ててしてしまう心配はありません。
問題5 コラーゲンを効果的にとるために、一緒にとるとよい成分は、次のうちどれ?
□鉄分
□食物繊維
□コレステロール
□マグネシウム
「鉄分」です
コラーゲンを含む食材をとることで、もちろんコラーゲン摂取にはなりますが、ビタミンCや鉄分を含む食材と一緒に食べることで、効果的にコラーゲンをとり入れることができます。これからの寒い時期に食べる機会が増える鍋料理などで、鶏肉ベースに、ビタミンCを多く含む青菜類や、鉄分を含む牡蠣、大豆製品などを組み合わせると、豊富なコラーゲンを効率よくとれるうえ、体温まる一品になりますよ。