年末年始が近づいてくると、日常的にはあまり見かけない食材が店頭に並ぶことがあります。おせち料理に使われることの多い「ゆり根」も、そんな食材のひとつではないでしょうか。食用のゆりの球根(鱗茎)である「ゆり根」のカロリーや食感は? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ゆり根」です!
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問題1 「ゆり根」100gのカロリーは、次のうちどれ?
□ 78kcal
□ 119kcal
□ 142kcal
□ 173kcal
「119kcal」です
「ゆり根」(百合根)は、おせち料理などでよく目にする野菜ですが、栄養価を意識する方は少ないかもしれません。100g=119kcalです。デンプン質が豊富に含まれているため、野菜の中では低カロリーとは言えませんが、たんぱく質やミネラル・食物繊維も豊富で、体によい栄養素が多く含まれています。この時期にぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
問題2 「ゆり根」は、あるものに包まれた状態でよく売られています。「あるもの」とは次のうちどれ?
□塩水
□土
□竹の皮
□おがくず
「おがくず」です
この時期には、スーパーなどの店頭でも見かけることのある「ゆり根」ですが、どのように売られているか知っていますか? 「ゆり根」は、食用のユリの球根(鱗茎)が何層にも重なっている野菜です。高温多湿を嫌うので、おがくずに包まれて売られているのが一般的です。おがくずが、ついていない場合は、新聞紙などに包んで冷暗所で保存するようにしましょう。
問題3 「ゆり根」が、おせち料理に使われている意味として関係が薄いのは、次のうちどれ?
□子孫繁栄
□和合(仲がよい)
□健やかに歳を重ねる
□出世
「出世」です
問題2でも解説した通り、「ゆり根」は鱗茎が花びらのように、重なり合った野菜です。この重なり合っている様子から、「健やかに歳を重ねること」や、「仲がよいこと(=和合)」の意味が、また鱗茎を子宝に見立てて「子孫繁栄」といった意味が込められています。真っ白な色合いが、おせち料理に加わることで、おせち料理全体が、華やかでキレイな仕上がりになります。
問題4 「ゆり根」を加熱したときの食感として近い食材は、次のうちどれ?
□れんこん
□長いも
□カリフラワー
□かぶ
「長いも」です
「ゆり根」は、さっと加熱すればシャキシャキした食感になり、じっくり加熱をするとホクホクした食感を楽しむことができます。長いもに似た食感と言えるでしょう。茶碗蒸しなどに入れることが多く、トロっとした卵の中に、食感のよい「ゆり根」が入っていると、とても贅沢な一品になります。また、デンプン質も多いので、おせち料理では「きんとん」などにすることもあります。
問題5 「ゆり根」の生産量の全国1位は、次のうちどこ?
□北海道
□秋田県
□京都府
□高知県
「北海道」です
「ゆり根」は京料理などで使われることが多いため、関西地方での栽培と思われがちですが、全国の総生産量のほとんどを占めるのは「北海道」です。北海道でできた「ゆり根」の多くが、関西を中心とした本州に流通しているようです。「ゆり根」は、生産に時間がかかり、栽培が難しい野菜と言われています。今がシーズンで、2月頃まで出回る野菜のひとつです。