クリスマス、年越し、お正月とイベントが重なる時期は、ごちそうを手作りする人が増えるかもしれませんね。ゆっくり調理する時間は、ふだんの食事を見直す絶好のチャンス。「だし」の塩分や、みりんと砂糖のカロリー比較など、調理と健康に役立つ知識をクイズでゲットして、いい年末年始を迎えましょう!
Contents 目次
問題1 次のもので「だし」をとるとき、一番塩分が高いのはどれ?
□かつお昆布だし300cc(かつお節6gと昆布3g使用)
□煮干しだし300cc(煮干し9g使用)
□和風顆粒だし小さじ1
□中華顆粒の素小さじ1
「中華顆粒の素小さじ1」です
スープや煮物などを作るときに、「だし」をとったり、手軽な顆粒だしなどを使ったりするのではないかと思います。上記の塩分量を比較すると、上から0.3g、0.3g、1.2g、1.4gとなります。メーカーによって塩分の差はありますが、やはり、市販の顆粒だしはかなりの塩分になります。年末年始は、いろいろな料理を作ったり、食べたりする機会が多いですね。品数が増える分、塩分も多く摂取しますので、料理をする際には、だしをとることをおすすめします。
問題2 にぎり寿司を、一貫分のご飯=20gとして、約50貫作りたい場合、何合の米を炊けばいいと思う?
□2合
□3合
□4合
□5合
「3合」です
ご飯を炊くとき、米の分量を計ると思いますが、炊き上がったご飯の量がどのくらいになるか、意識しているでしょうか。炊き上がったお米が全体で何gになるか知っておくと、食べる量を知る目安にもなります。米は、水を加えて炊き上げると、米重量の約2.2~2.3倍の重量になります。握り寿司を50貫作る場合、1貫分20g×50個で、1,000gのご飯が必要となるので、上記では、3合(450g)が正解。3合の米を炊くと、約1,000gのご飯が炊き上がります。
問題3 里いもの皮をむく場合、手のかゆみを抑える方法として、おすすめでないのは、次のうちどれ?
□手にお酢をつけて皮をむく
□ひと晩、水につけた里いもの皮をむく
□洗ってから乾かした里いもの皮をむく
□レンジで下加熱してから皮をむく
「ひと晩、水につけた里いもの皮をむく」です
おせち料理作りなどで、里いもの皮をむく機会があると思います。里いもの皮をむくと手が、かゆくなるという人もいるのではないでしょうか。里いもにはシュウ酸カルシウムという成分が含まれており、これがかゆみの原因となります。シュウ酸カルシウムは熱や酸などに弱いという特徴があり、また水がつくことで肌がかゆみを感じやすくなります。そのため、お酢をつけながら皮をむいたり、レンジで加熱をしたりするとよいほか、里いもを洗ったあと、少し乾かして水分を飛ばしてから皮をむくなどすると、皮をむいたときのかゆみが軽減されます。
問題4 味覚の相互作用で、2種類の異なった味を同時に、または続けて味わうと、一方の味が強まることを、何と言う?
□対比効果
□抑制効果
□相乗効果
□変調効果
「対比効果」です
味には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の基本の5種類と、渋みや辛みなど、その他の味があります。私たちが食べものを食べるとき、通常、それらの味を単独で味わうことはほとんどなく、複数の味を同時に味わいます。そして2種類以上の味が共存すると、相互に影響し合って複雑な食味が作り出されます。その中で、「2種類の異なった味を同時に、または続けて味わうと、一方の味が強まる」ことは「対比効果」と呼ばれます。たとえば、お汁粉に少し塩を足すと、甘味が増しますね。料理を作るときの参考になればと思います。
問題5 みりん大さじ1と砂糖大さじ1、カロリーが多く含まれるのは次のうちどちら?
□みりん
□砂糖
「みりん」です
料理をする際、甘味をつけたいときは、みりんや砂糖を使用しますね。みりん大さじ1は18g、砂糖大さじ1は9gです。カロリーはみりん大さじ1(18g)=43kcal、砂糖大さじ1(9g)=35kcalとなるため、大さじ1杯で比べた場合、みりんのほうがカロリーが高くなります。ただし、みりんは加熱調理をすることでアルコール分が飛ぶため、大さじ1杯のみりんを使っても、料理として残るカロリーは約半分の22kcalほど。砂糖6gを使ったときと同じくらいの数値となります。