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おもち1個と何を組み合わせたら、お茶碗1杯分のご飯と同じカロリーになる?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~

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おもち

あけましておめでとうございます。みなさんおいしくおもちを食べていますか? 新年早々ダイエットの話など、耳が痛いかもしれませんが、カロリーを気にしながらおもちを食べている人も、少なからずいるのではないかと思います。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「おもち」。おもちのカロリーは? たんぱく質は? 気になる知識をクイズでゲット!

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

問題1 「もち1個(50g)」に組み合わせたときに、お茶碗1杯分の白米のカロリーと同じくらいになる食材は、次のうちどれ?

□ゆであずき50g
□きなこ砂糖(きなこ大さじ1・砂糖大さじ2)
□黒みつ大さじ3
□ごま砂糖(ごま大さじ2・砂糖大さじ1)

 

 

 

「黒みつ大さじ3」です

お正月に食べる「もち」は、お雑煮以外にも、焼きもちやゆでもちにして、上記のような食材と一緒に食べる方も多いのではないでしょうか。もちに甘いものを組み合わせると、カロリーが気になるところですね。もちに上記の食材を組み合わせたときのカロリーは、上から213kcal、139kcal、237kcal、219kcalです。お茶碗1杯分(150g)のご飯のカロリーは234kcalですから、もち1個に大さじ3杯の黒みつを組み合わせた場合とだいたい同じと言うことができます。ちなみに、もち1個のカロリーは112kcalです。

 

問題2 問題1の答えで、お茶碗1杯分の白米に比べて、18倍ほど多くなる栄養素は、次のうちどれ?

□たんぱく質
□食物繊維
□鉄
□カルシウム

 

 

 

「カルシウム」です

問題1の答えは、「もち1個+黒みつ大さじ3」の組み合わせでした。カロリーは白米のご飯1杯分と同じくらいでしたが、そのほかの栄養素を比較すると、お茶碗1杯の白ご飯よりも、「もち1個+黒みつ大さじ3」のほうが、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル分が多く含まれることになります。なかでもカルシウム量はかなりアップします。白米のご飯150gに含まれるカルシウムは5mgですが、「もち1個+黒みつ大さじ3」に含まれているカルシウムは90mgとなり、白米の18倍にもなります。黒蜜は、砂糖類の中でもミネラルが豊富ですので、じょうずに料理やおやつに組み合わせるのも、おすすめです。

 

問題3 もち1個(50g)と同じほどのたんぱく質を含む食材は、次のうちどれ?

□納豆小1パック
□あさり殻つき100g
□うずらの卵1個
□ピザ用チーズ15g

 

 

 

「あさり殻つき100g」です

もち1個(50g)のたんぱく質量は、1.8gです。これに対して上記の食材に含まれるたんぱく質の量は、上から4.4g、1.8g、1.1g、3.8gとなるため、「あさり殻つき100g」と同じ量になります。殻つきのあさり100gの正味重量は約40gです。さて、たんぱく質の1日の目安量は成人女性50g、成人男性65gですので、1食あたり20g前後、摂取したいところです。1回の食事を、もち1個で終わらせてしまうと、たんぱく質が不足するため、肉・魚・卵・乳製品など、たんぱく源となる食材を組み合わせて1食を構成するようにしたいです。

 

問題4 薄くスライスしてから干した「もち」を、焼いたり揚げたりして食べるものは、次のうちどれ?

□切りもち
□のしもち
□かきもち
□ひしもち

 

 

 

「かきもち」です

今は1年中、購入する事ができる「もち」ですが、もちの形状や製法によって、名前があります。スーパーなどで個包装になって売られているもちは、「切りもち」です。ついたもちを薄くのしたものを「のしもち」と言い、「のしもち」をカットしたものが、「切りもち」になります。「ひしもち」は3色のひし形をしたもちのことで、3月のひなまつりで登場します。「かきもち」は、問題文にもある通り、薄くスライスしてから干したもちを、焼いたり揚げたりしたものです。お正月の鏡餅をスライスして干すと、手作りの「かきもち」を作ることができます。

 

問題5 やわらかい「もち」を包丁で切るときに、次のうちのどの食材を使えば、切りやすくなると思う?

□大根
□こんにゃく
□米油
□豆腐

 

 

「大根」です

やわらかい「もち」を包丁でカットしたいときなどは、包丁にもちがベタベタとくっついてしまい、とても切りにくいですね。包丁を水でぬらしながら切ったり、もちとり粉などのデンプンをまぶしながら切ったりする方法もありますが、大根を使用するのも、おすすめです。もちを切る前に大根を切ってから包丁を使用すると、もちがくっつきにくいです。これは、大根に含まれる「アミラーゼ」という、デンプンを分解する酵素の働きによるものです。

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